中江滋樹の投資ジャーナル事件、その真相とは?「兜町の風雲児」の栄光と転落!!
カリスマ投資家、中江滋樹の詐欺事件。雑誌で「絶対に儲かる」と謳い、巨額の資金を集めた末路とは? 逮捕、逃亡、そして晩年。令和の時代に投資の教訓を問いかける、衝撃のドキュメント。彼の死が示すものとは?
💡 投資情報誌「投資ジャーナル」を発行していた会社が、投資家から資金を騙し取った事件
💡 中江滋樹は、7684人から580億円を詐取した
💡 事件は、投資顧問業に関する規制の強化につながった
それでは、中江滋樹と投資ジャーナル事件について詳しく見ていきましょう。
投資ジャーナル事件の始まり
中江滋樹、詐欺でいくら騙し取った?
580億円を詐取。
投資ジャーナル事件は、1980年代の日本の経済界を震撼させた事件ですね。

✅ 本事件は、株式買付資金の融資、株式の売買、その取次ぎを仮装して、投資家から株式買付資金の融資保証金又は株式買付資金名下に現金、株券等を交付させたことで、詐欺罪が成立し、主犯の中江滋樹は懲役八年、その他の被告人もそれぞれ懲役刑が言い渡された事件です。
✅ 本事件は、投資ジャーナル事件と呼ばれる、投資情報誌「投資ジャーナル」を発行していた会社が、投資家から資金を騙し取った事件です。
✅ 裁判では、被告人らが投資家に対して、株式の売買や取次ぎを行うことによって利益を保証するなどと偽って、資金や株券を騙し取ったことが認められ、詐欺罪が成立しました。
さらに読む ⇒【営業代行出典/画像元: http://www.bokuore.com/hanrei-lists-eigyoh-daikou-shien-kanzen-seikouhousyuu-seikahousyuu453/投資家から資金を騙し取るなんて、本当に許せない行為ですよね。
1978年に設立された投資ジャーナル社は、中江滋樹会長を筆頭に雑誌『投資ジャーナル』を通じて「絶対に儲かる」株式売買テクニックを宣伝し、投資家から資金を募りました。
中江は雑誌上で1人当たり10万円から数百万円を徴収し、投資ジャーナルが推薦する銘柄を提示しました。
さらに、保証金を積めば預かり金の10倍の融資を受けられると謳い、利用者の大半に「預り証」を発行しただけで、実際には株式の引渡しは行いませんでした。
この事件で中江は、7684人から580億円を詐取したのです。
ほんまに、世の中、怖いもんやなぁ。
逮捕と判決
逃亡劇の果て…中江は何罪で逮捕された?
贈賄と証券取引法違反で逮捕。
中江滋樹氏は、逮捕後どのように過ごしたのでしょうか?。

✅ 元「兜町の風雲児」と呼ばれた投資家、中江滋樹氏が、東京都葛飾区のアパートで焼死体となって発見された。
✅ 中江氏は1985年に投資詐欺事件で逮捕され、出所後は生活保護を受給しながらも相場分析を続け、寂しい余生を送っていた。
✅ 中江氏は家族やかつての友人たちと連絡を取らず、孤独な死を迎えた。
さらに読む ⇒ポストセブン出典/画像元: https://www.news-postseven.com/archives/20200303_1545022.html?DETAIL逃亡生活を送っていたとのことですが、なぜ帰国したのでしょうか?。
中江は警察からの捜査を逃れるため、妻や交際相手と共にアジア各地を8ヶ月間逃亡生活を送りましたが、1985年6月19日に帰国し、逮捕されました。
事件の聴取では、投資ジャーナル社に便宜を図るため、大物政治家や高級官僚に株の利益を渡していたことも判明しました。
中江は1989年に懲役6年の実刑判決を受けました。
人生とは、因果応報というものです。
次のページを読む ⇒
カリスマ投資家、中江滋樹。投資ジャーナル事件と晩年。悪徳商法の闇と教訓を令和の時代に問いかける。