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井筒信一さんのヴァイオリン、その魅力とは?国産材にこだわる職人の物語!!

国産ヴァイオリンの巨匠、井筒信一。84歳にして情熱を燃やす職人が、60年の技術で生み出す名器の秘密とは?五嶋龍も認めた音色、国産材へのこだわり、そして親子二代で挑む楽器作りの未来。その感動と挑戦の軌跡を紐解きます。

井筒信一さんのヴァイオリン、その魅力とは?国産材にこだわる職人の物語!!

📘 この記事で分かる事!

💡 長野県松本市のヴァイオリン職人、井筒信一さんの半生を追います。

💡 国産材へのこだわりと、その技術が作り出す音色の魅力に迫ります。

💡 工房とバイオリンの販売、そして息子との関係についても詳しく解説します。

それでは、井筒信一さんの素晴らしい世界をご紹介しましょう。

ヴァイオリン職人の道へ

84歳ヴァイオリン職人、井筒信一氏の転機は何?

加藤きよし氏の依頼でヴァイオリン制作。

井筒さんのヴァイオリン製作への情熱が伝わってくるお話ですね。

ヒューマンストーリー井筒信一さん

公開日:2020/06/08

ヒューマンストーリー井筒信一さん

✅ 井筒さんは、長年ヴァイオリン製作に携わってきた職人であり、父親の影響で幼い頃から木工に触れ、ヴァイオリン製作を志すようになった。

✅ 鈴木士郎さんに師事し、ヴァイオリン製作の技術を習得した後、会社を辞めて独立。フルサイズのヴァイオリン製作を始め、ヨーロッパに渡り、イタリアやフランスの製作技術も学んだ。

✅ 井筒さんは、北海道産の材料を用いたヴァイオリン製作にこだわりを持ち、ヨーロッパ産に劣らず質の高いヴァイオリンを製作している。自身の作品がイタリアの名工ストラディバリウスの作品と比較され、高い評価を得た経験から、どんな環境でもベストを尽くせば道は開けると確信している。

さらに読む ⇒中山公民館出典/画像元: https://www.chiiki-nakayama.com/single-post/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-%E4%BA%95%E7%AD%92%E4%BF%A1%E4%B8%80%E3%81%95%E3%82%93

長年の経験と技術で培われた、井筒さんの確かな腕前を感じますね。

井筒信一さんは、1936年長野県松本市生まれの84歳のヴァイオリン職人です。

幼い頃から木工職人だった父親の影響で木工に親しみ、小学4年生で轆轤を始め、才能を発揮しました。

父親からは、真似事ではなく、疑問を持ちながら考えながら仕事をするように教えられました。

ヴァイオリン作りを志したのは、教会で出会った鈴木メソードの鈴木慎一さんの妹さんの言葉がきっかけでした

父親の反対を押し切って20歳の時にヴァイオリン制作の道に進み、鈴木士郎さんに師事しました。

3年間、鈴木士郎さんのもとでヴァイオリン制作を学び、その後は会社を設立し従業員を指導するまでに成長しました。

しかし、その後会社を辞めて独立し、東京の演奏家加藤きよしさんの依頼でフルサイズのヴァイオリンを作り、認められました。

その後、ヨーロッパに渡り、イタリアやフランスのヴァイオリン制作の様子を学びました。

いや、ホンマに尊敬するわ。あんなに熱心な職人さん、なかなかおらへんやろ。

国産材へのこだわり

国産バイオリンの魅力とは?五嶋龍も認めたその音色!

アカエゾマツと楓の繊細な音色。

国産材だけで、あの素晴らしい音色が生まれるなんて驚きですね。

五嶋龍さんのバイオリン「人いるように見えた」輝く音色で沖縄
五嶋龍さんのバイオリン「人いるように見えた」輝く音色で沖縄

✅ 五嶋龍さんのデビュー25周年ヴァイオリン・リサイタル沖縄公演が浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催され、繊細かつ力強いバイオリンの音色で観客を魅了しました。

✅ 公演は情熱的なサラサーテ「イントロダクションとタランテラ」で始まり、五嶋さんはニューヨークを拠点に世界的な活躍を見せるバイオリニストとして、聴衆を魅了しました。

✅ この公演は、五嶋龍さんの華麗なテクニックと深みのある表現力により、観客に感動を与えた、記憶に残る演奏会となりました。

さらに読む ⇒沖縄タイムス+プラス沖縄の最新ニュースサイト沖縄タイムス社沖縄タイムス+プラス出典/画像元: https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/669238

五嶋龍さんのような世界的な演奏家に選ばれるのも納得ですね。

井筒さんは、ヨーロッパ産材料にこだわっていたものの、北海道産の楓や松も優れた素材だと確信し、国産材を使用したヴァイオリン作りを続けています。

2019年と2020年にはテレビ番組でイタリアのヴァイオリンと対決し、国産ヴァイオリンの素晴らしさを証明しました。

国産材へのこだわりと情熱が実を結び、井筒さんは今もなおヴァイオリン制作に情熱を燃やしています

井筒さんのバイオリンは、自然乾燥させた国産のアカエゾマツと楓を使用し、繊細な音色が特徴です。

特に、天才バイオリニスト五嶋龍さんがデビュー演奏会で井筒さんのバイオリンを選んだことが、高い評価へとつながりました。

日本の伝統技術と、現代の技術が融合した素晴らしい作品ですね。

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60年職人の技!長野・松本のバイオリン工房「弦楽器いづつ」。名器を生み出す井筒氏の教室、楽器販売、演奏会も。親子で紡ぐ音色を体感。