吉本興業の『闇営業』問題、何が問題だったの?とは!?
💡 吉本興業所属の芸人による『闇営業』問題の発覚と初期対応について解説します。
💡 吉本興業とタレント側の説明や、謝罪文の炎上について掘り下げます。
💡 吉本興業と暴力団の関係、マネジメント体制、メディア報道の問題点について考察します。
それでは、最初の章から見ていきましょう。
闇営業問題の発覚と初期対応
それではChapter-1、闇営業問題の発覚と初期対応について見ていきましょう。
公開日:2019/07/21
✅ 雨上がり決死隊の宮迫博之さんとロンドンブーツ1号2号の田村亮さんは、吉本興業から契約を解消された「闇営業」問題について記者会見を行い、謝罪しました。
✅ 宮迫さんは、謝礼授受を否定した嘘から始まった騒動について責任を認め、謝罪しました。田村さんは、虚偽の説明をしてしまったことを謝罪しました。
✅ 会見は事務所を介さずに開催され、宮迫さんは吉本側が会見開催の申し出を認めなかったことを批判しました。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20190721/ddm/041/020/048000c今回の会見では、事務所との関係や、会見開催に至るまでの経緯について、詳細な説明がありました。
2019年6月7日、週刊誌『FRIDAY』が、吉本興業所属芸人が詐欺グループの忘年会に参加し、金銭を受け取っていたと報じたことが発端となり、吉本興業の闇営業問題が表面化しました。当初、吉本興業は騒動への直接的な説明を避けていましたが、7月22日に初めて記者会見を実施しました。この問題では、カラテカ入江慎也が詐欺グループとの仲介役となり、宮迫博之、田村亮、HGら複数の芸人が忘年会に参加していました。6月7日、宮迫と田村はTwitterで忘年会への参加を認めましたが、ギャラはもらっていないと説明しました。しかし、その後、吉本興業との話し合いで金銭を受け取っていたことを告白しました。6月24日、吉本興業は忘年会に参加していたとされる芸人11人を謹慎処分とし、さらに、同月27日にはスリムクラブの真栄田賢と内間政成、2700の八十島宏行と常道裕史を無期限謹慎処分としました。宮迫と田村は、吉本興業から記者会見を許可されず、7月19日には宮迫との契約解消が発表されました。その後、宮迫と田村は7月20日に自主的な記者会見を実施し、会見直前に田村との契約解消も発表されました。7月22日の吉本興業の記者会見では、岡本昭彦社長が出席し、騒動に関する説明が行われました。
えーっと、なんか、難しい話だったけど…事務所の人、怖そうだったよね。
怖かったんか?まぁ、芸能界って裏があるもんでな。
今回の件は、芸能界における所属事務所の権力構造と、タレントとの契約関係について、改めて考える必要があると思います。
吉本興業とタレント側の説明
Chapter-2では、吉本興業とタレント側の説明について詳しく見ていきましょう。
公開日:2019/06/24
✅ 吉本興業は、所属芸人11名が反社会的勢力主催の会合に参加し、金銭を受け取っていたことを発表し、当面の間謹慎処分とした。
✅ 謹慎処分となったのは、雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮など、11名の芸人。吉本興業は、芸人たちは反社会的勢力主催の会合であるという認識はなかったと説明している。
✅ 芸人たちは、それぞれ謝罪コメントを発表し、反省の言葉を述べている。
さらに読む ⇒ハフポスト - 日本や世界のニュース、会話を生み出す国際メディア出典/画像元: https://www.huffingtonpost.jp/entry/yoshimoto_jp_5d1067b4e4b0a3941864fea4それぞれの立場からの説明を聞いて、感じることはありますか?
吉本興業は、タレントたちは会合が反社会的勢力の主催である認識はなかったと説明しており、金銭の受領は認めていますが、報道されている金額ではないとしています。タレントたちはそれぞれ謝罪文を発表し、反省の弁を述べています。宮迫博之は相手が反社会勢力だったことは知らなかったとコメントし、田村亮は虚偽の説明をしたことを謝罪しました。レイザーラモンHGは金銭の受領や反社会勢力との認識について言及していません。福島善成は出演料として金銭を受け取り、生活費にあてたと説明しており、高額ではないと報道内容を否定しています。今回の事件を受け、吉本興業は所属タレントに対する管理体制の見直しを表明しました。
なんか、事務所の言い訳みたいで、納得いかないなぁ。
うん、ホンマに。自分らだけ悪くないって、言い訳に聞こえるわ。
事務所側も、タレント側も、それぞれ責任があると思います。特に、所属タレントに対する管理体制は、しっかりと構築されるべきです。
謝罪文の炎上と問題点
Chapter-3では、謝罪文の炎上と問題点について掘り下げていきましょう。
公開日:2019/06/26
✅ 吉本興業の謝罪文と芸人たちの謝罪コメントが、謝罪すべき点が曖昧で誠意を感じさせないとして、批判的な意見が多く寄せられ、さらに炎上している。
✅ 謝罪コメントでは、お金を受け取っていたことや嘘をついていたことの謝罪が不足しており、被害者への謝罪や信頼回復に向けた具体的な行動も示されていない。
✅ 専門家によると、謝罪のポイントは、お金をもらったことだけでなく、もらっていないと嘘をついたことへの謝罪が重要であり、被害者への共感と具体的な反省を示すことが必要である。
さらに読む ⇒Business Insider Japan|ビジネス インサイダー ジャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/post-193439確かに、謝罪文は、あまり誠意を感じませんでしたね。
吉本興業所属の芸人による闇営業問題で、謝罪文が炎上している状況について、謝罪のプロである越川慎司氏が問題点を指摘しています。越川氏は、芸人たちの謝罪コメントが、誰に対して何の謝罪なのか、目的が不明確で、誠意が伝わらないと指摘しています。特に、被害者への謝罪が不足している点、反社会勢力との関わりについて釈明に終始している点、謹慎中の活動について具体的な言及がない点が問題だとされています。さらに、芸人たちが反社会勢力との関わりを認識していなかったと主張している点も、嘘をついているのではないかと疑われており、かえって反感を買っている状況です。
謝罪文、なんか冷たい感じがした。
当たり前やろ。ホンマの謝罪は、もっと心のこもったものでなきゃアカンわ。
謝罪文には、具体的な行動や反省を示すことが重要です。単なる言葉だけの謝罪では、信頼回復は難しいでしょう。
吉本興業と暴力団の関係
Chapter-4では、吉本興業と暴力団の関係について考察します。
公開日:2019/07/13
✅ 宮迫博之さんと田村亮さんは、振り込め詐欺グループの宴会に参加し、それぞれ100万円と50万円を受け取っていたことが明らかになった。
✅ 吉本興業は、この問題を受け、所属する約6千人の全タレントに「共同確認書」を作成し、署名させることを決定した。
✅ 確認書では、タレントが受けた仕事の依頼をすべて会社に報告すること、会社が依頼主との関係を徹底調査することなどが定められている。また、暴力団関係者との交流を禁じ、コンプライアンス研修の受講、守秘義務、知的財産権の尊重なども明記されている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASM7D6DVTM7DUCLV00G.htmlこの問題、芸能界全体の問題になりそうやな。
この記事は、吉本興業の「闇営業問題」について、ジャーナリストの森功氏が、3つの疑問点を提起し、その背景にある芸能界と暴力団の関係について解説したものです。まず、吉本興業のパワハラ問題について、宮迫博之が闇営業に関わっていた事実を隠蔽しようとした際に、岡本社長から解雇をちらつかされたことがパワハラにあたるのか、という疑問が提起されています。しかし、宮迫が反社とビジネスをしていたという事実自体が、一般企業であれば雇用契約を解消されるレベルであり、パワハラというよりも、吉本興業が宮迫を守ろうとしていたとも解釈できます。2つ目の疑問は、なぜ芸人たちが吉本興業に反旗を翻したのか、という点です。宮迫への同情論が巻き起こった背景には、田村亮が涙ながらに吉本社長のパワハラを訴えたことや、芸能人仲間の同調、そしてテレビやSNSでの世論形成などが挙げられます。しかし、宮迫が闇営業に関わっていたこと自体が問題であることを考えると、芸人たちの行動には疑問が残ります。最後の疑問は、なぜ吉本興業が宮迫の解雇をためらったのか、という点です。記事では、吉本興業はかつて暴力団と深い関係を持っていたが、近年は半グレや詐欺集団が芸能業界に影響力を持つようになったと指摘しています。宮迫の闇営業の裏には、半グレや詐欺集団が吉本芸人をイベントに呼ぶために、入江を仲介役として利用していた可能性があるとのことです。吉本興業は、このような裏の関係を認識していた可能性があり、これが宮迫への強硬な対応をためらった理由の一つかもしれません。
えーっと、芸能界と暴力団の関係って、昔はあったけど、今はもうないんじゃないの?
そうやないねん。時代が変わっても、闇は残っとるんや。
今回の事件は、芸能界における反社会勢力とのつながりの問題を浮き彫りにしました。芸能界の健全な発展のためには、このような問題を根絶することが重要です。
吉本興業のマネジメント体制とメディア報道
Chapter-5では、吉本興業のマネジメント体制とメディア報道について見ていきましょう。
✅ 宮迫博之さんと田村亮さんは、吉本興業の「闇営業」問題に関する謝罪会見を行いました。
✅ 会見では、宮迫さんが自身の保身のために嘘をついたこと、そして吉本興業の岡本社長から、会見を開く代わりに全員をクビにするという脅迫を受けたことを暴露しました。
✅ 宮迫さんは、引退を申し出たものの、吉本興業から引き止められ、その後、謝罪会見を開くことを許されました。
さらに読む ⇒grape グレイプ出典/画像元: https://grapee.jp/707767今回の問題を通して、芸能事務所のマネジメント体制や、メディア報道についても、様々な問題点が見え隠れしています。
吉本興業の「闇営業」問題に対する責任は、所属芸人だけでなく、マネジメント体制の不備や契約書の不備など、構造的な問題点があるとの指摘がある。所属芸人のギャラが低く、マネージャー不足による現場での苦労が指摘されている。吉本興業は、4月に労働基準監督署から是正勧告を受けており、マネジメント体制に問題があることは明らかである。また、吉本興業と所属芸人の間では契約書が交わされていないことが多く、今回の問題で処分の基準が恣意的であるとの指摘もある。契約書は、トラブル発生時の法的根拠となり、混乱を防ぐために必要不可欠である。芸能界では、昭和の商慣習が残っており、契約書を交わさない慣行が根強く、移籍が非常に難しい状況にある。今回の「闇営業」問題は、所属芸人の責任だけでなく、吉本興業のマネジメント体制や契約に関する問題点が表面化したと言えるだろう。吉本興業所属芸人の゛闇営業゛問題で、スポーツニッポン(スポニチ)が掲載した記事が削除された後、誤報と報道され、その後吉本興業が事実関係を認め、関係者を謹慎処分にしたという一連の騒動が発生しました。スポニチは当初、吉本興業の宮迫博之、田村亮ら11人を謹慎処分にしたと報じましたが、記事はすぐに削除されました。その後、ハフポスト日本版が吉本興業に問い合わせたところ、吉本興業は「誤報」と回答しました。しかし、その後、吉本興業は公式ホームページ上で゛闇営業゛に関する報告とお詫びを掲載し、宮迫博之、田村亮ら11人を謹慎処分することを発表しました。スポニチの記事削除の理由は不明ですが、ネット上では圧力や忖度があったのではないかとの憶測が飛び交いました。今回の騒動は、吉本興業の゛闇営業゛問題が深刻であることを改めて示すとともに、メディアの報道のあり方についても疑問を投げかけています。
事務所も、ちゃんとタレントのこと考えてくれないとダメだよね。
まぁ、そらそうやな。事務所も、タレントも、お互いに信頼関係が大切やと思うわ。
今回の事件は、芸能事務所の責任だけでなく、芸能界全体の構造的な問題を明らかにしたと言えるでしょう。
今回の事件は、芸能界の闇の部分を明らかにしただけでなく、社会全体の倫理観や、メディアの責任について考えるきっかけになったと思います。
💡 吉本興業所属の芸人による『闇営業』問題が表面化し、大きな社会問題となりました。
💡 謝罪文の炎上や、吉本興業と暴力団の関係など、様々な問題点が浮き彫りになりました。
💡 この事件は、芸能事務所のマネジメント体制や、メディア報道のあり方について、改めて考えるきっかけとなりました。