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イタリアから琵琶の音色を伝える職人、ドリアーノ・スリス氏の挑戦とは?琵琶修復家ドリアーノ・スリス:イタリア人職人の日本文化への情熱

イタリア人の中に、日本と琵琶への深い愛を抱く男がいる。40年以上前に琵琶の音色に魅せられ来日したドリアーノ・スリスは、琵琶職人として伝統を守り、300年前の琵琶も修復。単なる修理ではなく、製作者の想いを汲み、元の姿への復元を目指す。文化の懸け橋として、琵琶を世界へ広め、日本の美意識を伝える。彼の情熱と技術が織りなす、音の出る彫刻の世界へ。

📘 この記事で分かる事!

💡 イタリア出身のドリアーノ・スリス氏は、筑前琵琶職人の吉塚元三郎氏に師事し、約45年間琵琶の製作と修復を行っています。

💡 スリス氏は、琵琶を「音の出る彫刻」と表現し、現存する琵琶の完全な形を復元することに情熱を燃やし、道具も自作しています。

💡 イタリア文化会館の館長を務め、日伊文化交流にも貢献。後進育成にも力を入れ、琵琶の普及に努めています。

今回の記事では、イタリアから日本へ渡り、琵琶の製作と修復に情熱を注ぐドリアーノ・スリス氏に焦点を当てます。

彼の琵琶への愛と、文化交流への貢献を探っていきましょう。

イタリアからの琵琶への誘い:出会いと学び

イタリア人が琵琶職人に?日本への衝撃は何?

ラジオの琵琶の音色に衝撃。

琵琶との運命的な出会いから、職人への道、そしてその過程で得た学びについてご紹介します。

スリス氏の情熱と、琵琶への深い愛情を感じてください。

イタリア出身のドリアーノ・スリスは、日本と琵琶の世界に魅せられた人物です。

子供の頃にマジシャンに憧れ、中学生時代には琵琶の修復と制作に興味を持ちました。

日本へ渡ったのは40年以上前、ラジオから流れる琵琶の音色に衝撃を受けたことがきっかけです。

筑前琵琶職人の吉塚元三郎氏に師事し、5年間の修行を経て技術を習得。

クラシックギターを学んだ経験も活かされ、日本の伝統文化への深い理解を深めていきます。

職人としての道:修復への情熱と技術

琵琶の修復家スリス氏が大切にしていることは?

文化的な価値の尊重と製作者の意図汲み。

職人としてのスリス氏の技術と、琵琶への深い愛情に迫ります。

修復にかける情熱や、材料へのこだわり、そして文化的な価値への尊重について詳しく見ていきましょう。

吉塚氏の下で技術を磨いたスリス氏は、修理ではなく「修復」という言葉を使い、琵琶の文化的な価値を尊重しています。

彼は、古い琵琶の修復に力を注ぎ、300年以上前のものも手掛けるほど

その修復は、製作時の姿への復元を目指し、製作者の意図を汲むことが重要とされています。

琵琶は桑の木、桐、絹糸といった貴重な材料で作られ、スリス氏は友人たちの協力を得てそれらを調達しています。

彼の技術は高く評価され、修復品は美術工芸品としての価値も認められています。

文化交流の架け橋:イタリア会館での活動

イタリア館長スリス氏、何者?琵琶修復と文化交流の情熱!

琵琶修復と文化交流を愛するイタリア人。

イタリア文化会館での活動を通して、文化交流の架け橋となっているスリス氏。

多岐にわたる活動内容と、そこから生まれる影響について考察していきます。

スリス氏は、イタリア会館の館長を務めながら、琵琶の修復を生業としています。

41年前に来日し、イタリア語学校で教鞭を執る傍ら、日本全国からの琵琶の修復依頼に対応。

イタリア人でありながら、日本文化への造詣が深く、2002年にはイタリア語文法書を出版。

映画好きで自主上映や字幕制作も行うなど、多岐にわたる活動を行っています。

その活動を通して、文化の伝播や異文化交流の重要性を伝えています

未来への展望:後進育成と琵琶の普及

琵琶の普及と文化の架け橋、スリス氏の願いとは?

琵琶の自由な音楽と日伊文化の懸け橋。

未来への展望として、後進育成と琵琶の普及に力を入れるスリス氏。

その活動の背景にある思いと、今後の展望についてご紹介します。

2020年には修復琵琶展を開催し、2021年には私塾『琵琶館』を開校し、後進の育成にも励んでいます。

スリス氏は、琵琶を特殊な楽器としてだけでなく、自由に音楽を奏でる楽器として世界に普及させることを願っています

彼は、日本人が伝統と文化、美意識を再確認し、それらに目を向けることを願っており、日伊の文化の懸け橋としての役割を担っています。

ものづくりへの姿勢:自然との調和と美意識

ドリアーノ・スリスが大切にしている師匠の教えとは?

道具は撫でるように慈しむもの

自然との調和や美意識を大切にする、スリス氏のものづくりへの姿勢。

そこから見えてくる、日本の伝統文化への思いに迫ります。

ドリアーノ・スリスは、師匠から受け継いだ「道具は木材と闘うものではなく、撫でるように慈しむもの」という教えを大切にしています。

彼は、日本のものづくりを支える精巧な道具の素晴らしさを高く評価し、琵琶を「音の出る彫刻」と表現します

修復においては、単なる修理ではなく、元の状態への復元を重視し、技術を駆使して細部まで再現し、時代の風合いを出すことにこだわっています。

日本人が大切にしてきた自然との調和や、桜に代表されるような繊細な美意識を高く評価し、現代日本の利便性や合理性優先の風潮を憂いています。

修復した琵琶は、熊本の島田美術館に収蔵されています。

イタリアから日本へ、琵琶を通して文化を繋ぐスリス氏の情熱、本当に素晴らしいですね。

これからも応援しています。

🚩 結論!

💡 イタリアから日本へ渡り、琵琶の製作・修復に情熱を注ぐドリアーノ・スリス氏の活動を紹介しました。

💡 琵琶を「音の出る彫刻」と表現し、文化交流にも貢献。後進育成にも力を入れています。

💡 ものづくりへの真摯な姿勢と、日本の文化への深い愛情を感じられる記事でした。