アングラの女王 李麗仙の軌跡を辿る、その演劇人生とは?李麗仙、唐十郎、アングラ演劇、そしてその死
アングラの女王、李麗仙。激動の時代を駆け抜けた女優の壮絶な生涯。唐十郎との出会い、状況劇場での活躍、そして別れ。時代を超えて愛される彼女の舞台、その魂は今も観る者の心を揺さぶる。彼女と唐十郎、二人の絆とは?
💡 李麗仙は、劇団「状況劇場」の看板女優としてアングラ演劇ブームを牽引し、その強烈な個性で観客を魅了しました。
💡 唐十郎との出会いと別れ、そして代表作『少女仮面』での活躍など、彼女の演劇人生における重要な出来事を振り返ります。
💡 晩年は創作現代能にも意欲的に取り組み、その死は多くの人々に惜しまれました。彼女の残したものは、今もなお演劇界に影響を与え続けています。
李麗仙さんの波乱万丈な人生を、彼女の残した作品や言葉を通して紐解いていきましょう。
まずは、彼女の生い立ちから迫ります。
アングラの女王、その誕生
アングラ演劇を彩った李麗仙、何と呼ばれた?
アングラの女王
李麗仙さんの人生は、まさに激動の時代そのものを象徴しているようですね。
移民の子として生まれ、演劇に情熱を注ぎ、アングラ演劇の最前線で活躍…その人生は、まさにドラマそのものです。
公開日:2024/05/05

✅ 女優の李麗仙さんが肺炎のため79歳で死去しました。
✅ 劇団「状況劇場」の看板女優として、新宿・花園神社境内の「紅テント」での公演など、アングラ演劇ブームを牽引しました。
✅ 晩年は劇団「うらら舎」を主宰し、テレビドラマにも出演するなど幅広く活躍しました。
さらに読む ⇒読売新聞オンラインニュース&お得サイト出典/画像元: https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210625-OYT1T50176/李麗仙さんの力強い演技は、役者としての本能的な嗅覚、それから鋭い感覚によって支えられていたんですね。
観客を魅了し続けたその表現力は、どこから生まれたのでしょうか。
1942年、李麗仙は星山初子として日本で生まれ、朝鮮半島からの移民の子として育ちました。
中学時代から演劇に興味を持ち、高校卒業後、舞台芸術学院で学びます。
1960年、安保闘争の年に唐十郎と出会い、状況劇場に参加。
激動の時代の中で、彼女は演劇を通して自己表現を追求しました。
状況劇場の看板女優として活躍し、「アングラの女王」と呼ばれ、唐十郎の公私にわたる同志として活動しました。
72年の『二都物語』から75年の『腰巻おぼろ──妖鯨篇』に至る時期に状況劇場はピークを迎えます。
李麗仙の力強い演技は、単なる技術ではなく、女優としての鋭い感覚、役者としての本能的な嗅覚によって支えられていました。
うーん、李麗仙さん、すごいですね! 演劇っていう世界で、自分の表現を追求するって、めちゃくちゃかっこいいと思います!私、アイドルですけど、そういう表現力、見習いたいです!
唐十郎との出会いと別れ
李麗仙と唐十郎の離婚原因は?
芝居にしか興味がなく不器用だった。
李麗仙さんと唐十郎さんの関係性は、まるで運命共同体ですよね。
二人の出会い、結婚、そして別れ…それら全てが、彼らの作品に大きな影響を与えたことは間違いありません。

✅ 新宿梁山泊の秋公演で、唐十郎作『少女仮面』を李麗仙主演で上演。
✅ 本作は、宝塚スターを夢見る少女と往年のスター春日野八千代を中心に、戦後史と少女論が展開される作品。
✅ 宇野亞喜良による美術、松山愛佳、金守珍らが出演し、幻想的な世界観を創出。
さらに読む ⇒(スパイス)|エンタメ特化型情報メディアスパイス出典/画像元: https://spice.eplus.jp/articles/12453『少女仮面』での春日野八千代役、本当に観てみたかったですね。
李麗仙さんの表現力と、唐十郎さんの独特の世界観がどのように融合したのか、想像するだけでワクワクします。
李麗仙は唐十郎の最初の妻であり、1967年に結婚しましたが、1988年に離婚しました。
離婚の原因は、二人とも芝居にしか興味がなく不器用だったという大鶴義丹氏の証言があります。
唐十郎はその後、萩原美和子と再婚しました。
状況劇場の危機を乗り越え、根津甚八や小林薫との共演を通じて黄金期を支えた李麗仙は、唐十郎作品の中でも『少女仮面』での春日野八千代役を演じ、観客を魅了しました。
1974年には李麗仙が流れ女エリカを演じ、織部(根津甚八)との複雑な恋物語を軸とした、唐十郎の『唐版風の又三郎』に出演。
宮沢賢治の世界観、オルフェウスの神話、戦争の記憶を織り交ぜた壮大な作品でした。
ま、結婚生活は芝居と一緒で、二人で作り上げるもんなんでしょうけど、うまくいかんかったんやろなぁ。不器用やったって証言も、なんかリアルで笑えるわ!でも、作品はホンマええもん作らはったんやろな。
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鬼才・唐十郎と李麗仙。時代を彩った二人の絆と、彼女の舞台を偲ぶ。大鶴義丹らが見守る中、彼女の魂は今も生き続ける。2025年2月配信情報も。