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俵万智『未来のサイズ』と歌集:受賞、作品、そして読者の心に響く短歌の世界とは?第55回迢空賞受賞作『未来のサイズ』:俵万智の歌集と短歌の世界

俵万智さんの歌集『未来のサイズ』が第55回迢空賞を受賞!日常の奇跡を捉えた短歌400首。7年ぶりの歌集、子育て、恋、母の愛情…様々な感情が心に響く。デビューからの選りすぐりの歌も収録。彼女の歌が、あなたの人生に新たな感動を。

俵万智『未来のサイズ』と歌集:受賞、作品、そして読者の心に響く短歌の世界とは?第55回迢空賞受賞作『未来のサイズ』:俵万智の歌集と短歌の世界

📘 この記事で分かる事!

💡 俵万智さんの歌集『未来のサイズ』が、第55回迢空賞を受賞。コロナ禍での気づきや子育ての視点が評価。

💡 俵万智さんの歌人としての軌跡と、これまでの受賞歴を振り返り、短歌に対する考えを紹介します。

💡 妊娠、出産、子育てをテーマにした歌集『プーさんの鼻』、そして『未来のサイズ』との比較を行います。

今回は、歌集『未来のサイズ』を中心に、俵万智さんの短歌の世界を紐解いていきます。

Chapter-1では、受賞について詳しく見ていきましょう。

歌集『未来のサイズ』と迢空賞

俵万智『未来のサイズ』、迢空賞受賞!どんな歌集?

日常の奇跡捉えた7年ぶりの歌集!

受賞作『未来のサイズ』は、コロナ禍や子育てなど、現代的なテーマを扱いながらも、日常への愛しさを大切にしている点が評価されています。

未来のサイズ』(角川文化振興財団刊)
未来のサイズ』(角川文化振興財団刊)

✅ 俵万智氏の歌集『未来のサイズ』が、コロナ禍や地方暮らし、子育てから得た社会的な視点を独自の文体で詠んだとして、第55回迢空賞を受賞しました。

✅ 選考委員からは、コロナ関連や石垣島での生活、子育て、流行語大賞選考委員としての経験など、これまでの歌集にはない新しい題材を詠んでいる点が評価されました。

✅ 俵氏の歌は、着想力、表現力に優れているだけでなく、日常への愛しさを大切にしながら、新しい局面を開いていると評されています。

さらに読む ⇒公益財団法人角川文化振興財団出典/画像元: https://www.kadokawa-zaidan.or.jp/kensyou/dakotu/55th_dakotu/choukuu.html

7年ぶりの歌集での受賞、本当におめでとうございます。

コロナ禍や子育てを通じて得た視点が、どのように歌に反映されているのか、興味深いですね。

2021年4月21日、角川文化振興財団は第55回迢空賞の受賞作を発表しました。

受賞したのは、俵万智さんの歌集『未来のサイズ』でした。

この歌集は、7年ぶりの第6短歌集であり、日常の奇跡的な瞬間を捉えた400首を収録しています。

迢空賞は、歌人・詩人である釈迢空(折口信夫)さんの遺徳を敬慕し、日本詩歌の振興を目的として角川文化振興財団が主催しています。

前年1月から12月の間に刊行された歌集の中から最も優れた作品が選ばれ、最終候補作には『虎落笛』、『202X』、『如何なる花束にも無き花を』、『丈六』も選ばれました。

選考委員は佐佐木幸綱、高野公彦、永田和宏、馬場あき子の4名で、受賞者には賞状、記念品、そして副賞として100万円が贈られます。

贈呈式は6月29日に予定され、選考委員選評などの詳細は、5月25日発売の『短歌』6月号に掲載される予定です。

すごい!俵万智さんって、すごい人なんだね!短歌って、なんか難しそうだけど、ちょっと読んでみたいかも!

俵万智の軌跡と受賞歴

俵万智、数々の文学賞受賞!代表作は?

『サラダ記念日』、現代歌人協会賞受賞。

俵万智さんの歌人としての35年間は、短歌の表現の可能性を広げ続けてきた歴史と言えるでしょう。

初期の作品への批判も糧にしている点が印象的です。

俵万智さん、歌壇の最高峰にサラダ記念日から年:朝日新聞

公開日:2021/08/20

俵万智さん、歌壇の最高峰にサラダ記念日から年:朝日新聞

✅ 俵万智さんが、第6歌集「未来のサイズ」で迢空賞と詩歌文学館賞を受賞し、デビューから約35年間の歌人としての歩みと短歌に対する考えを語った。

✅ 短歌の世界は懐が深く、俵さんのような「変わり種」も受け入れる土壌があり、伝統的な定型のリズムは、俵さんにとって表現の幅を広げる力となっている。

✅ 初期の作品への批判もあったが、歌壇の先輩たちの見守りや、リズムへのこだわり、言葉の使い分けなど、短歌に対する深い理解と探求が、俵さんの歌人としての活動を支えている。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASP8M65TPP81UCVL004.html

デビューから35年、数々の賞を受賞されているんですね。

短歌の世界で、これだけ長く活躍されているのは、本当にすごいと思います。

俵万智さんは1962年生まれで、早稲田大学在学中に短歌を始めました

1986年に角川短歌賞を受賞し、1987年には第一歌集『サラダ記念日』を発表し、現代歌人協会賞を受賞しました。

その後、2004年に紫式部文学賞、2006年に若山牧水賞、そして2021年には詩歌文学館賞と、数々の文学賞を受賞しています。

彼女は、同世代の歌人の中でも作品を発表し続け、商業的にも成功を収めています。

俵万智さんの作品は、読者の心に寄り添うテーマと優れた表現力で、多くの人々を魅了しています。

その歌は、読者の人生経験と重ね合わせながら、新たな感動を与え続けています。

いやー、僕もね、最初は短歌とか全然興味なかったんすけど、俵さんの歌はなんかこう、心にグッとくるもんがあるんですよ。特に日常を歌ってるのがええんすわ。

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俵万智、子育て詠む歌集『プーさんの鼻』。妊娠、出産、育児の喜びと発見を344首に。母の愛情、子供の成長…心に響く秀歌が満載。