ダルトン・インベストメンツの株主提案は、日本の企業にどんな影響を与えるのか?日本の企業を揺るがす!! ダルトン・インベストメンツの株主提案とは!?
投資ファンドが日本企業のガバナンス改革に挑む!取締役の株式保有を促し、株主利益最大化へ。文化シヤッター、江崎グリコなど具体的な事例も紹介。
💡 ダルトン・インベストメンツが、日本の企業に対して株主提案を行っていること
💡 ダルトン・インベストメンツの提案が、日本の企業のガバナンスに影響を与えていること
💡 ダルトン・インベストメンツが、日本の企業の株価や経営に影響を与えていること
本日は、ダルトン・インベストメンツの株主提案について詳しく解説してまいります。
ダルトン・インベストメンツのコーポレート・ガバナンスへの期待
ダルトン・インベストメンツは日本企業にどんな行動を求めている?
取締役の株式保有ガイドライン導入
ダルトン・インベストメンツは、投資先企業に対し、コーポレート・ガバナンスの強化を求める具体的な提案を行っているんですね。

✅ フジ・メディア・ホールディングスの大株主であるダルトン・インベストメンツが、フジテレビの会見について、コーポレートガバナンスの欠陥を指摘し、オープンな会見の実施を求める2回目の書簡を送りました。
✅ ダルトンの書簡を受け、フジ・メディア・ホールディングスは明日、臨時の取締役会を開き、第三者委員会の設置を検討するとのことですが、会長は明言を避けました。
✅ フジ・メディア・ホールディングスに対する批判が拡大し、75社以上のスポンサーがCM放映を見合わせ、中居正広さんが出演する番組がすべてのテレビ局で終了となりました。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/d268280f418125883f504b87dfd39b23135b59c6フジテレビの会見についての問題点は、コーポレート・ガバナンスの欠陥を指摘されるほど深刻だったということですね。
ダルトン・インベストメンツは、投資先企業の経営陣と取締役に対し、コーポレート・ガバナンスに関する期待を表明するオープンレターを送付しました。
内容は、(1)適切な資本配分、(2)取締役会・経営陣と株主の利益共有強化、(3)多様性と独立性の高い取締役会、の3点です。
特に、取締役の株式保有ガイドライン導入と開示を定款に記載する株主提案を行う旨を明言し、取締役の長期的な企業価値向上への意識向上を促しています。
また、独立社外取締役を過半とする目標を定款に記載する提案も検討しています。
欧米企業では、取締役の株式保有ガイドラインが一般的であり、経営陣は基本報酬の3~5倍、社外取締役は報酬の1倍の株式を継続保有することが多いと説明しています。
ダルトン・インベストメンツは、日本企業も世界水準に追いつくことを期待し、より積極的なエンゲージメントを進めていく方針を示しています。
えーっと、なんか難しい話だけど、要は会社のお金の使い方とか、経営の仕方が、ダメだってことなのかな?
文化シヤッターの事業状況と株主提案
文化シヤッターの強みは何ですか?
寡占市場と安定収益
文化シヤッターは、株主から提案を受け、取締役会で意見をまとめたということですね。

✅ 文化シャッター株式会社は、2023年5月11日に発表した資料で、株主から提出された提案に対する取締役会の意見を公表しました。
✅ 具体的な提案内容や取締役会の意見については、資料に記載されており、日経会社情報DIGITALで詳細情報を閲覧できます。
✅ 資料では、提案に対する取締役会の考え方が詳しく説明されており、株主に対して透明性を高める意図があると推測されます。
さらに読む ⇒日本経済新聞 - ニュース・速報 最新情報出典/画像元: https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20230510564229/文化シヤッターは、安定した収益と高い利益率を誇っている一方で、株主提案によって、さらなる企業価値向上を求められているんですね。
文化シヤッターは、日本のシャッター市場で第2位のシェアを誇り、安定した収益と高い利益率を実現している企業です。
事業は大きく4つの点で優位性があると評価されます。
まず、シャッター関連事業は日本の寡占市場で、需要増加も見込まれ、安定的な収益源となっています。
次に、メンテナンス・サービス事業は高い利益率を誇り、専門技術者の多さが競争優位となっています。
さらに、気候変動や自然災害への対応製品の需要が拡大しており、成長が見込まれます。
最後に、海外事業、特にオーストラリアとベトナムでは高いシェアを獲得しており、今後の成長が期待されます。
株主提案を通して、会社は配当性向の向上や社外取締役比率の増加といった、株主利益の最大化に向けた動きを見せています。
しかし、資本効率の改善や事業ポートフォリオの見直しなど、さらなる課題も存在します。
私たちは、文化シヤッターの企業価値向上のために、対話や提案を継続していく方針です。
文化シヤッターって言うんやろ?シャッター屋さん?そんなとこにも、株主提案って来るんやなぁ。
ダルトン・インベストメンツのエンゲージメント事例と東証への提言
ダルトンはどんな企業の投資事例を紹介してる?
4社の投資事例
三ツ星ベルトは、ダルトンのエンゲージメントによって、配当性向を100%に引き上げ、株価が上昇したんですね。

✅ 三ツ星ベルトは創業1919年の老舗企業だが、EV化の影響で市場から低く評価されていた。
✅ ダルトンは、エンジンベルトの交換需要が今後も続くことから、三ツ星ベルトの株価が割安だと判断し、投資を開始。株主提案を通じて、三ツ星ベルトは配当性向を100%に引き上げ、株価が上昇した。
✅ 三ツ星ベルトは株主提案を受ける前からROE改善を検討していたが、提案がきっかけとなり取締役会で議論が進み、成長投資と配当性向100%という結論に至った。ダルトンは企業との対話を通じて、企業価値向上に貢献した。
さらに読む ⇒ダルトン・インベストメンツ出典/画像元: https://www.daltoninvestments.co.jp/projects/mitsuboshi-beltダルトン・インベストメンツは、企業との対話を通じて、企業価値向上に貢献しているんですね。
ダルトン・インベストメンツ・インクは、エンゲージメント事例として、三ツ星ベルト、江崎グリコ、イハラサイエンス、文化シヤッターの4社の投資を例に挙げています。
また、東証の「資本コストや株価を意識した経営」を推進するために、各企業の取り組みや開示内容の妥当性を検証し、改善を提案しています。
本資料は、特定の銘柄や投資戦略の推奨を目的とするものではなく、あくまでも参考情報として利用してください。
情報の内容は記載された時点のものであり、変更または削除される場合があります。
ダルトンって、会社を良くする為に、色々アドバイスしてるんやな。まるで、会社のお医者さんみたいやな。
江崎グリコの事業概況と投資の背景
江崎グリコはなぜ割安銘柄と見なされるのか?
PBRが低いため
江崎グリコは、ポッキーやプリッツなどの菓子で有名ですね。
海外でも人気があるんですね。

✅ 「ポッキー」と「プリッツ」は、アジアでは品質の高さから特別な機会に贈られるお菓子として人気があり、持ち運びやすさから運転中などにも好まれている。
✅ 北米やヨーロッパでは、リッチなお菓子という位置づけで、コロナ禍で流行した「ポッキーケーキ」などのSNS投稿が人気となっている。
✅ 「ポッキー」と「プリッツ」は、スリムな形状でスマートフォンでの写真撮影に適しており、SNSとの相性が良いことから、多くのユーザーが写真や動画を投稿している。
さらに読む ⇒Hint-Pot出典/画像元: https://hint-pot.jp/archives/189823/3/江崎グリコは、海外事業を拡大し、高い利益率を実現している一方で、市場からの評価は低いんですね。
江崎グリコは、ポッキー、プリッツなどの菓子やジャイアントコーン、パピコなどのアイスクリームで知られる、日本を代表する菓子メーカーです。
国内では高いシェアを誇り、特にポッキーやプリッツは海外でも人気で、高い利益率を誇っています。
海外事業は成長を続け、全営業利益の約半分を海外から得ています。
しかし、江崎グリコのPBRは1倍程度と、同業他社と比較しても市場からの評価は低く、割安であると判断し、投資を開始しました。
ポッキーとかプリッツ、美味しいよねー!海外でも人気なんだ!
江崎グリコに対する株主提案と今後の展望
江崎グリコ株主提案、内容は?
ROE向上、開示拡充
ダルトンの株主提案は、江崎グリコの株主総会で高い賛成率を得たということで、今後の企業経営に大きな影響を与える可能性がありますね。
公開日:2024/06/26

✅ 江崎グリコの株主総会で、アクティビストであるダルトン・インベストメンツが提出した株主提案が、予想に反して高い賛成率を得た。特に、定款変更を求める第6号議案は42.9%の賛成率を獲得した。
✅ この結果は、従来安定株主とされてきた創業家や事業会社、金融機関などの心変わりを示唆している。
✅ ダルトンが提案した定款変更は、剰余金の配当などを取締役会ではなく株主総会で決議できるようにするもので、これは、株主の権利強化につながる可能性がある。
さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/764875江崎グリコは、アクティビストの提案に対して、積極的に対応していく姿勢を見せているんですね。
2023年12月期定時株主総会で、株主提案を実施しました。
提案内容は、①東証要請の開示を求める定款変更、②自己株式取得などの決定機関を株主総会でも可能とする定款変更、③自己株式取得、④譲渡制限付株式報酬の拡充でした。
江崎グリコのROEは過去5年間平均で5%台と低く、現預金が600億円以上あるなど、過剰な現金資産の保有がROE低下の要因と考えています。
そのため、株主還元を拡充し、ROE向上を目指すべきだと考え、自己株式取得の提案を実施しました。
また、プライム上場企業として、中長期的な企業価値向上に基づく開示の拡充を目的とした提案も実施しました。
提案は否決されましたが、保有比率が5%以下であったにも関わらず、幅広い株主からの賛同を得られたことは喜ばしいです。
私たちは、江崎グリコの企業価値向上と株式市場からの適正な評価を目指し、引き続き株主として対話を継続していきます。
えーっと、ダルトンさんの提案って、会社がもっとお金を株主に返すべきだっていうことなのかな?
本日は、ダルトン・インベストメンツの株主提案について、詳しく解説させて頂きました。
💡 ダルトン・インベストメンツは、日本の企業に対し、コーポレート・ガバナンスの強化を求める株主提案を行っている。
💡 ダルトンの株主提案は、企業の経営陣や取締役会に影響を与え、企業価値向上に貢献している。
💡 ダルトンの株主提案は、日本の企業のガバナンス改革を加速させる可能性がある。