一目惚れってホントにありえる？科学と心理学で解き明かす恋のメカニズム一目惚れは脳の勘違い！？

一目惚れしやすい人の特徴

第三章では、一目惚れしやすい人の特徴について解説していきます。

恋愛カウンセラーが解説！゛一目ぼれ゛って本当にあるの？

公開日:2023/08/28

✅ 一目ぼれは、初対面で感じる強い惹きつけられる感情であり、心理学的には「心酔」と「情欲」の組み合わせとされている。

✅ しかし、一目ぼれは脳内のホルモン分泌による生理学的反応によって、相手の良い面だけを過大評価してしまう「ハロー効果」によって、実際の恋愛感情よりも強く感じてしまうことがあり、理性的な判断を鈍らせる可能性がある。

✅ 結論としては、一目ぼれは存在する可能性はあるが、それは恋愛感情というよりも、心酔や情欲に近いため、一目ぼれをきっかけに長期的な恋愛関係に発展させるためには、相手との相互理解を深め、共通点や価値観を見つけることが重要である。

さらに読む ⇒Women゛s Health - Fitness, Nutrition, Sex, and Weight Loss Tips for Women出典/画像元: https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a44805289/love-at-first-sight-20230828/

確かに、一目惚れしやすい人って、ある程度共通の特徴があるのかもしれませんね。

一目惚れしやすい人は、ロマンチストでドラマチックな出会いに弱く、好みのタイプがはっきりしていて、白黒思考、思い込みが激しい、そして自分の気持ちに素直な傾向があります。

しかし、一目惚れは実る可能性が低く、競争率が高い相手がほとんどです。

また、一目惚れしやすい人は、恋愛に対する憧れが強く、現実に目を向けられない可能性もあります。

さらに、自分の好みを譲ったり妥協したりすることが苦手で、相手の良い面だけを見てしまう傾向があります。

そのため、一目惚れしやすい人は、自分の気持ちに素直になるだけでなく、相手との関係性を冷静に分析し、現実的な判断をすることが重要です。

私、ロマンチストだから、一目惚れしやすいのかも。

一目惚れの神経科学

第四章では、一目惚れの神経科学的な側面について詳しく解説していきます。

一目惚れについて

✅ 一目惚れは脳の勘違いによって起こる。自分の好みに合致する異性を見た際に、脳が「この人は理想の人」と認識してしまうのだ。

✅ 一目惚れは、脳内に分泌されるPEA（フェニルエチルアミン）という神経伝達物質が、判断力を鈍らせ、幸せホルモンであるドーパミンを大量に分泌させることで起こる。

✅ PEAの分泌は長くても3年程度と言われ、3のつくときに別れが多いのはPEAの分泌がなくなるからだと考えられる。その後は愛情ホルモンが分泌されることで恋人から夫婦へと変化していく。

さらに読む ⇒ほうと接骨院│大阪市遠里小野の整骨院出典/画像元: https://houto-bone.jp/%E4%B8%80%E7%9B%AE%E6%83%9A%E3%82%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

PEAやドーパミンといった脳内物質が、一目惚れに深く関わっているというのは、驚きですね。

一目惚れは、脳内ホルモン「PEA」が分泌されることで起こると言われています。

PEAは、不安や緊張時に分泌され、感覚を麻痺させることで、興奮系ホルモン「ドーパミン」の分泌を促します。

このドーパミンによる昂揚感を、脳が「恋」と認識するのです。

PEAは、新しい、手に入れられそうな、自分から遠ざかっていこうとするものに対する不安や緊張によって分泌されます。

一目惚れは、この中でも、新しいものに対するPEA分泌によるものが多く、親近感や安心感、遺伝子の命令などが、相手を魅力的に感じる理由と考えられます。

PEAは脳内麻薬としても知られており、同じ相手に対しては3～4年で分泌が止まり、その後は安心感や満たされた感覚をもたらすβエンドルフィンが分泌されるようになります。

3年で冷める？ホンマに？じゃあ、3年経ったら、みんな別れるってこと？

一目惚れの男女の傾向と恋愛への影響

第五章では、一目惚れの男女の傾向と恋愛への影響について解説していきます。

一目惚れって長続きする？一目惚れのサインから付き合える確率、長続き、男女の心理を調査しました！

公開日:2021/12/15

✅ 今回の調査では、男女ともに多くの人が一目惚れを経験しており、その時の心理やサイン、そして一目惚れから始まる恋愛の長続きについて分析しました。

✅ 男性は一目惚れした女性を「逃したくない」と感じ、女性は運命の出会いを期待する心理があるようです。また、男性は一目惚れした女性をじっと見つめてしまう傾向があり、女性は顔が赤くなるなどの反応を示すことが多いです。

✅ 一目惚れから交際に発展するケースは少なくないですが、女性は男性に比べて一目惚れから始まる恋愛が長続きしないと感じる傾向にあるようです。これは、女性は魅力的な男性に一目惚れしやすい一方で、他の女性からのアプローチも受けやすい状況であるため、長続きしないと感じることがあるのかもしれません。

さらに読む ⇒CanCam.jp（キャンキャン）出典/画像元: https://cancam.jp/archives/1069709

一目惚れから始まる恋愛は、長続きしにくいという意見もあるんですね。

男性は外見的な美しさに惹かれやすく、顔立ちの整った美人さんや、雰囲気美人にも一目惚れしやすいです。

女性は、自分が求める遺伝子を持つ男性をフェロモンから探し出し、「女の勘」のような直感で一目惚れすることがあります。

一目惚れから始まる恋愛には、新鮮な気持ちが長く続く、直感で選んだ相手だから相性がいい、恋愛中の幸福度が高いという3つのメリットがあります。

しかし、一目惚れには、相手を理想化してしまう、とたんに冷めることもある、温度差に悩むこともあるといったデメリットも存在します。

相手を理解しようとする努力が必要です。

恋愛は、初期の感情だけでなく、時間経過とともに変化していくものです。

このように、一目惚れは、生物学、心理学、そして神経科学など、様々な視点から考察することができます。