アシュリー・グラハムは、ボディポジティブの象徴か?ボディポジティブムーブメントの現状とは!?
💡 ボディポジティブムーブメントは、2010年代に始まった、自身の体の特徴を愛し、他人と比較せずに自分を愛することを目指す考え方です。
💡 著名人の支持や、プラスサイズモデルの起用など、ファッション業界への影響を通じて、世界中に広がっています。
💡 しかし、近年では、商業目的に乱用され、一定のサイズ以上の人々が排除されるという問題も発生しています。
それでは、Chapter-1から詳しく見ていきましょう。
ボディポジティブムーブメントの変遷
Chapter-1では、ボディポジティブムーブメントの起源と変遷について解説していきます。
公開日:2024/06/14
✅ この記事は、ボディポジティブの意味と、日本を含む世界に与えた影響について解説しています。
✅ ボディポジティブとは、2010年代に始まった、自身の体の特徴を愛し、他人と比較せずに自分を愛することを目指す考え方です。
✅ ボディポジティブは、著名人の支持や、プラスサイズモデルの起用など、ファッション業界への影響を通じて、世界中に広がり、多くの人が自分の体を愛せるように変化をもたらしました。
さらに読む ⇒Humming(ハミング) | 地球にイイコトをしたくなる!エシカル情報マガジン - A lifestyle to create a colorful earth出典/画像元: https://humming-earth.com/iikoto/body-positivity/なるほど。
ボディポジティブムーブメントは、当初は画期的な運動だったんですね。
2012年に「BodyPositive」というハッシュタグから始まったボディポジティブムーブメントは、当初は人種的マイノリティの女性たちが自身の体型を受け入れることを提唱する画期的な運動でした。
しかし、近年では、プラスサイズブランドや有名ブランドがサイズ展開を拡張するなど、ファッション業界にも大きな影響を与えています。
テレビ番組や映画でも、ぽっちゃりキャラのステレオタイプを覆すような役柄が登場し、体型に対する意識は大きく変化してきました。
しかし、このムーヴメントが拡大するにつれて、ボディポジティブ自体が商品化され、商業目的に乱用される傾向も顕著になってきました。
結果として、一定のサイズ以上の人や特定の人種の人が議論から排除されるという、本末転倒な状況が生まれてしまいました。
本来、あらゆるプラスサイズを賞賛し、祝福することがすべてだったはずのボディポジティブムーブメントは、今や「許容できる範囲でぽっちゃり」な女性を対象としたものへと変化し、その中心は白人で、細いウエストに張り出した腰、高い頬骨を持つ美しい女性たちになっているという現状も指摘されています。
えーっと、なんか難しい話だったけど、みんな自分の体のこと好きになるのはいいことだと思う!
多様性とボディ・ポジティブの台頭
Chapter-2では、多様性とボディ・ポジティブの台頭を、アシュリー・グラハムの事例を通して解説いたします。
公開日:2017/10/11
✅ アシュリー・グラハムは、ジムでのトレーニング動画をインスタグラムに投稿したところ、ヘイターたちから「痩せてどうするの?」などの悪意のあるコメントが殺到しました。
✅ アシュリーは、体重を落とすためではなく、健康維持、気分転換、カーヴィ体型の女性も運動できることを示すためなど、自身の目的のためにトレーニングしていると反論しました。
✅ アシュリーは、自身のランジェリーコレクションを披露したり、イタリアでパスタやピザを楽しむ姿を見せるなど、仕事やプライベートを充実させており、ポジティブなマインドも魅力的です。
さらに読む ⇒Harper゛s BAZAAR - Your Source for Fashion Trends, Beauty Tips, Pop Culture News, and Celebrity Style出典/画像元: https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/celebrity-news/a67249/cas-ashely-graham-workout-trolls-instagram-171011-hns/アシュリー・グラハムは、まさにボディ・ポジティブの象徴ですね。
ここ10年で、ファッション業界を含む様々な分野で「多様性」が重視されるようになり、従来の「美の基準」は大きく変化しています。
特に、社会が定めた「理想的な体型・外見」に左右されず、自分の身体を肯定的に捉える「ボディ・ポジティブ」という考え方は、SNSでの発信をきっかけに急速に広まりました。
2010年代前半、スリムな白人モデルばかりを起用するファッション広告に対する批判から始まったボディ・ポジティブ運動は、ブロガー、インフルエンサー、セレブリティーの支持を受け、エンタメやコスメなど様々な業界に影響を与えました。
バービー人形にふくよかなボディタイプが加わったり、ぽっちゃり体型の女性を主人公にした映画がヒットするなど、社会全体の価値観が変化したことを物語っています。
ファッション業界においても、プラスサイズモデルと呼ばれるふくよかなモデルが雑誌や広告で起用されるようになったのは大きな変化です。
アシュリー・グラハムをはじめとするプラスサイズモデルたちは、従来の美の基準に疑問を投げかけ、自分自身の身体を愛することを訴え、多くの人々に影響を与えています。
また、モデルの体型が過度に細い「サンローラン」の広告が掲載禁止になった事件は、ファッション業界に大きな衝撃を与え、フランスではモデルの健康状態を法的に規制する法律が制定されました。
このような社会的な変化は、ファッション業界が「真の多様性」を実現するために、より積極的に多様な体型や人種、年齢、性別の人々を起用し、美の基準の多様化に取り組む必要があることを示しています。
なんか、世の中変わってきているんやなー。昔は、細いモデルばっかりやったけど、今は、いろんな体型のモデルさんがいて、みんな自分らしくいていいっていうのが伝わってくるわ。
ファッション業界におけるダイバーシティの現状と課題
Chapter-3では、ファッション業界におけるダイバーシティの現状と課題について深掘りいたします。
公開日:2024/01/23
✅ アシュリー・グラハムは、ファッション業界における多様性と包括性の課題を指摘し、ランウェイやデザイナーのラインナップは未だに変化が不足していることを主張しました。
✅ 彼女は、自身の体型に合わせて服を作らないブランドが存在することや、生地の値段などのインフラストラクチャーがプラスサイズの女性に対応できていない状況を明らかにしました。
✅ 一方で、アシュリーは自身の経験を共有し、デザイナーがプラスサイズの服を作るための費用負担を自ら行うなど、現状を変えるための努力を続けていることを強調しました。
さらに読む ⇒Fashion Magazine - Beauty Tips, Fashion Trends, & Celebrity News - ELLE出典/画像元: https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a46507543/ashley-graham-designers-still-wont-design-clothes-bigger-bodies-240124/現状を踏まえて、ファッション業界はもっと多様性を意識する必要があると感じます。
この記事は、ファッション業界におけるモデルの体型に関するダイバーシティの現状と、その問題点について考察しています。
近年、プラスサイズモデルの起用が増加している一方で、その多くが特定のブランドに集中していることや、プラスサイズモデルのスター不在が問題視されています。
また、アシュリー・グラハムが「プラスサイズモデル」という呼称を拒否し、自身の体型を加工することを禁じていることから、美しさのカテゴライズ自体がダイバーシティとは程遠い可能性が指摘されています。
90年代のスーパーモデルブームのように、様々な体型や個性のモデルが活躍していた時代を振り返り、現代においても、ありのままの自分を肯定し、多様な美しさを認めることが重要であると結論づけています。
多様性と包括性。なかなか難しい課題ですね。しかし、ファッション界だけでなく、社会全体で取り組むべき課題だと感じます。
アシュリー・グラハムとボディ・ポジティブ
Chapter-4では、アシュリー・グラハムとボディ・ポジティブの関係について解説いたします。
✅ プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムが、自身のドレス姿の写真をSNSに投稿したところ、「デブを称賛している」と批判されました。
✅ アシュリーは、妊娠・出産後の体形変化や子育ての様子を積極的に発信しており、ありのままの姿を受け入れる大切さを訴えています。
✅ 批判に対してアシュリーは反論せず、むしろ自分の体を受け入れることや自信を持つことの大切さを訴える多くの人の声を集め、ボディ・ポジティブの重要性を改めて世間に知らしめました。
さらに読む ⇒BuzzFeed出典/画像元: https://www.buzzfeed.com/jp/rinyoshitani/ashley-graham-body-positive-tweetアシュリー・グラハムの強い姿勢は、多くの人に勇気を与えていると思います。
人気プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムが、背中が開いたドレス姿をSNSに投稿したところ、一部から「デブを称賛している」と批判されました。
この批判に対し、アシュリーは自身の体型や自信に悩む人々の共感を得るような痛快な返答で反論し、さらに多くの支持を集めました。
彼女は自身の体を受け入れ、ボディ・ポジティブを発信することで、多くの人に勇気を与えています。
アシュリーは、妊娠・出産を経て変化した体形もオープンに公開し、ありのままの自分を愛することを大切にしており、その姿は世界中の女性たちから共感を得ています。
アシュリー・グラハム、めっちゃ強い!私も、もっと自信を持つように頑張らなきゃ!
マリナリナルディ×アシュリー・グラハム コラボレーション
Chapter-5では、マリナリナルディとアシュリー・グラハムのコラボレーションについてご紹介します。
✅ イタリアのファッションブランド、マリナ リナルディが、プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムとコラボレーションしたカプセルコレクションを発表。
✅ デニム生地をメイン素材とし、ジャケット、スカート、パンツなどのデイリーウェアを展開。
✅ アシュリー・グラハムの個性とマリナ リナルディのブランドアイデンティティが融合した、快適な着心地と洗練されたデザインが特徴のアイテムが揃っている。
さらに読む ⇒ファッションブランド・デザイナー情報 - Fashion Press出典/画像元: https://www.fashion-press.net/news/39028ファッションブランドが、ボディポジティブを意識したコレクションを発表するというのは、非常に意義深いですね。
イタリア発のファッションブランド、マリナリナルディ(MARINARINALDI)が、プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムとのコラボレーションカプセルコレクションを発表しました。
マリナリナルディは、世界各国のブランドとのコラボレーションを通じて、様々な視点からファッションを発信しており、幅広いサイズ展開も魅力です。
アシュリー・グラハムは、ぽっちゃりとした体型を武器に、ファッションを楽しむ革新的なモデルとして、世界中から注目を集めています。
彼女は、ファッション誌の表紙を飾り、スイムウェアやランジェリーのプロデュースなど、デザイナーとしても活躍し、幅広い層から支持されています。
今回のコラボレーションでは、デイリーウェアの定番である「デニム」にフォーカスし、ジャケット、スカート、パンツなど、着回ししやすいアイテムが揃います。
カラーはインディゴ、ブラック、ホワイトの3色展開で、新しく開発されたデニムジャージとスーパーストレッチデニムを採用し、快適な履き心地を実現しました。
デザイン面では、アシュリー・グラハムの名前が刻印されたボタンや、ウエストバンドに施されたレザーのアクセントなど、細部にまでこだわりが詰まっています。
コラボレーションムービーでは、マリナリナルディとアシュリー・グラハムが、素材選びやデザインについて熱心に話し合う様子が公開されており、二人の想いが詰まったカプセルコレクションとなっています。
マリナリナルディ×アシュリー・グラハムカプセルコレクションは、2018年3月末より全国のマリナリナルディ店舗で発売中です。
えー、なんかおしゃれ!私も、いつかアシュリー・グラハムみたいに、自信を持ってファッションを楽しみたい!
この記事では、アシュリー・グラハムとボディポジティブムーブメントについて解説しました。
💡 ボディポジティブムーブメントは、ファッション業界に大きな影響を与え、多様性の重要性が再認識されました。
💡 アシュリー・グラハムは、自身の体型を武器に、ファッションを楽しんでいるだけでなく、ボディポジティブのメッセージを発信しています。
💡 ファッション業界は、より多様な体型や人種、年齢、性別の人々を起用することで、真の多様性を実現する必要があります。