岸惠子さんの自伝『卵を割らなければ、オムレツは食べられない』から紐解く、波乱万丈の人生とは!?戦火をくぐり抜け、映画女優から国際ジャーナリストへ
💡 岸惠子さんが、戦時中の苦難と自由への強い意志を語っています。
💡 国際ジャーナリストとしての活動を通して、岸惠子さんは世界の様々な問題について訴えています。
💡 人生の選択と挑戦、そしてそこで得た教訓が、岸惠子さんの自伝に詰まっています。
本日は、岸惠子さんの自伝『卵を割らなければ、オムレツは食べられない』についてお話します。
自由を求めて、運命を切り開く
岸惠子さんは、夫の愛情を感じながらも、女優としての道を諦めきれなかったんですね。
公開日:2022/02/04
✅ 岸惠子さんは、夫から毎年ファーストクラスの航空券をプレゼントされ、日本への里帰りを可能にしていた。
✅ 初めて里帰りをした際、多くの報道陣や木下惠介監督による歓迎を受け、映画出演のオファーを受けた。
✅ 夫の親切が、岸惠子さんの女優としての復活に繋がった一方、それが離婚の要因ともなったと感じている。
さらに読む ⇒婦人公論.jp|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/5256?page=4戦争という厳しい時代を生き抜き、自分の道を切り開いていく岸惠子さんの強さを感じます。
岸惠子さんは、12歳の時に横浜空襲を経験し、大人の言うことを聞かずに生き延びました。
この経験から、岸惠子さんは「自由」を求め、自覚的に生きていくことを決意しました。
その後、映画『我が家は楽し』の大ヒットにより大学進学を断念し、19歳で女優の道を歩み始めます。
そして24歳で結婚のためにフランスへ渡り、祖国と両親、映画と決別しました。
この決断は、岸惠子さんにとって大きな転換期となりました。
岸惠子さんは、自伝の中で、この決断を「卵を割らなければ、オムレツは食べられない」というフランスの諺にたとえています。
この言葉は、人生における二者択一を象徴しており、岸惠子さんは、決断と自己犠牲が運命を切り開く鍵であると考えています。
えーっと、岸惠子さんの話、すごい!戦争の時代って、今とは全然違うんだろうなぁ。
世界の舞台へ
フランスでの生活の中で、岸惠子さんは様々な困難に直面したんですね。
✅ 岸惠子さんは、フランス人との結婚後、娘のデルフィーヌさんをフランスで育てた。しかし、日本の法律上の制限により娘は日本人になれず、日本への入国にも制限があった。岸惠子さんは娘の言葉「いくら好きでも、日本が私の国でないことがわかった」に心を痛めたと述べている。
✅ 岸惠子さんは、若い世代に世界で起こっている問題に関心を持つよう訴えている。特に内戦や難民問題に目を向け、今の日本が平和であることに感謝するとともに、世界には苦しんでいる人たちがいることを認識してほしいと訴えている。
✅ 岸惠子さんはコロナ禍においても、個人の責任で対策を講じることが重要だと考えている。自伝執筆や庭の花活けなどを通して、日々の生活を送っている。また、イギリスの大学に通う孫のために、日本の和菓子などを送るなど、家族を気遣う様子も伺える。
さらに読む ⇒家庭画報.com|゛素敵な人゛のディレクトリ出典/画像元: https://www.kateigaho.com/article/detail/110911/page2岸惠子さんは、世界の問題に目を向け、平和と人々の苦しみに思いを馳せているんですね。
本当に尊敬します。
岸惠子さんは、フランスでの生活の中で、夫との離婚という大きな決断を経験します。
そして娘と孫を残して日本へ帰国し、国際ジャーナリストとしての活動を開始します。
中東・アフリカでの取材経験を通して、岸惠子さんは世界で起こっている様々な問題を目の当たりにし、その経験は彼女の生き方を大きく変えました。
また、岸惠子さんは、国際ジャーナリストとしての活動を通して、文化人・映画人たちとの交流も深まりました。
川端康成や市川崑といった著名人たちとの出会いは、岸惠子さんにとって貴重な経験となりました。
フランスで育った娘さん、日本人になれなかったって…悲しいなぁ。
記憶と経験の宝庫
3冊とも、それぞれ異なる視点で人生の深みを描いているんですね。
✅ この記事では、88年の波乱に満ちた人生を綴った岸惠子さんの自伝「岸惠子自伝」や、少女漫画家たちの葛藤を描いた萩尾望都さんの「一度きりの大泉の話」、そして83歳の女性のおもちさんの最晩年を描いた朝倉かすみさんの「にぎやかな落日」の3冊を紹介しています。
✅ それぞれの書籍は、著者の経験や視点を通して、人生の様々な側面を深く掘り下げており、読者それぞれに共感や学びを与える内容となっています。
✅ 「岸惠子自伝」は、岸惠子さんの揺るぎない精神力を感じられる一冊であり、「一度きりの大泉の話」は、漫画家の世界の裏側を知ることができる貴重な作品で、「にぎやかな落日」は、老いゆく過程をリアルに描写した、心に響く物語となっています。
さらに読む ⇒ハルメク365|女性誌部数No.1「ハルメク」公式サイト出典/画像元: https://halmek.co.jp/culture/c/entertainment/4707岸惠子さんの記憶力はすごいですね!戦争の時代の記憶が鮮明に残っているなんて…。
岸惠子さんの自伝には、幼少期から現在に至るまでの貴重なエピソードが詳細に描写されています。
特に、3歳の頃に経験した二・二六事件の記憶や、19歳の頃の思い出などが印象的です。
岸惠子さんは、卓越した記憶力と豊かな人生経験を持っており、自伝を通して、人生における様々な選択や挑戦、そしてそこで得た貴重な教訓を、読者に語りかけています。
岸惠子さんの自伝には、戦争の時代の記憶がリアルに描かれているんですね。当時の状況が目に浮かびます。
人間としての生き様
岸惠子さんは、戦争の悲惨さを訴えるだけでなく、希望も語っているんですね。
公開日:2022/06/01
✅ 岸惠子さんは、ロシアによるウクライナ侵攻について、ウクライナの人々の強さとロシア人の優しさの両面から語り、戦争の悲惨さを訴える。
✅ 自身も歴史の生き証人として、過去の歴史を忘れずに、今を生きる大切さを訴える。
✅ 年齢を重ねても、物事への探求心を持ち続け、゛いまを生きる゛ことを大切にしており、終活は考えていないと語る。
さらに読む ⇒ ウレぴあ総研出典/画像元: https://ure.pia.co.jp/articles/-/1449667年齢を重ねても、探求心を持つ岸惠子さん。
本当に素敵な生き方だと思います。
岸惠子さんは、女優としてだけでなく、人間として生きようとしたこと、冷徹なリアリストとしての側面、そして国際ジャーナリストとしての活動における「覚悟」を高く評価されています。
また、美智子さまとの食事会の様子も描写され、美智子さまの深い教養と知性、そして岸惠子さんへの敬意が伝わってきます。
岸惠子さんの生き様、かっこいい!私も将来は、たくさんの経験をして、素敵な人生を送りたいなぁ。
書籍情報
岸惠子さんの経験から生まれた思索は、私たちに多くのことを教えてくれます。
✅ 本書は女優の芸談ではなく、世界大戦を経験し、祖国を離れ、結婚・出産、伴侶との別れ、そして世界を旅してきた著者の経験に基づく思索を記したものであり、未来の道しるべとなる書である。
✅ 著者は、伝統的な国で生まれ、卓越した知性と美貌を持ちながらも、戦火に巻き込まれ、映画女優となり、国境を越え、心の自由を追求してきた。その経験から生まれた思索は、現代社会における「居場所」や「生きる意味」について考えさせられる貴重な遺産である。
✅ 特に若い世代に本書を読んでほしい。著者の経験からくる思索は、地球を生きる意味や本質について考えさせ、人生観を変えるきっかけとなるだろう。
さらに読む ⇒岩波書店出典/画像元: https://www.iwanami.co.jp/kishikeiko/岸惠子さんの自伝、ぜひ読んでみたいです!。
『岸惠子自伝 卵を割らなければ、オムレツは食べられない』は、岩波書店から2021年5月に出版された書籍です。
この書籍は、337ページと4ページの構成になっています。
全国の多くの図書館に所蔵されており、図書館によっては音声DAISYや点字データとして提供されている場合もあります。
出版情報登録センター(JPRO)のヘルプページでは、この書籍の詳細な情報や所蔵状況を確認することができます。
また、書店での購入も可能です。
岸惠子さんの自伝、読んでみたいけど、337ページもあるんか…時間かかるなぁ。
本日は岸惠子さんの自伝を通して、彼女の波乱万丈の人生を学びました。
💡 岸惠子さんは、戦争の時代を生き抜き、自らの意志で運命を切り開いてきました。
💡 世界の問題に関心を持ち、平和と人々の苦しみに思いを馳せる姿を垣間見ることができました。
💡 人生経験から生まれた深い思索は、現代社会における「居場所」や「生きる意味」について考えさせられます。