美術作家たちの「アトリエ」事情!シェアアトリエが熱いってホント?美術作家たちの「アトリエ」事情とは!?
💡 美術作家たちの「アトリエ」に対する希望は、近年変化しているようです。
💡 特に、シェアアトリエへの関心が高まっているようです。
💡 アトリエ付き住居の需要は減少傾向にあるようです。
それでは、最初のテーマに移ります。
JIANによるアトリエ希望に関する調査
それでは、JIANによるアンケート調査結果について詳しく見ていきましょう。
公開日:2024/01/24
✅ 美術作家のアトリエに関するアンケート調査結果から、アトリエの賃貸希望は高く、特に立体グループではシェアアトリエのニーズが高いことが明らかになりました。
✅ アトリエ付き住居を希望する割合は減少しており、平面グループではアトリエ専用スペース、立体グループではシェアアトリエへのシフトが見られます。
✅ シェアアトリエに関しては、自分でつくりたいという意向が強く、運営の自由度を求める声が多いようです。また、希望するアトリエの広さは、立体グループでは20㎡以上30㎡未満、平面グループでは10㎡以上20㎡未満が最も多いという結果になりました。
さらに読む ⇒楽しいコンセプトのある賃貸住宅を紹介するウェブマガジン|ワクワク賃貸®︎出典/画像元: https://www.wakuwakuchintai.com/atelier/at_010/なるほど、アトリエ付き住居の希望者は減っているんですね。
立体グループではシェアアトリエ、平面グループではアトリエ専用スペースへのシフトが見られるのは、興味深い結果ですね。
JIANは、2021年10月3日から10月11日にかけて、加盟する美術作家764名を対象に、ウェブ調査を実施しました。
この調査は、美術作家たちの希望するアトリエ像を探ることを目的としており、有効回答数は111名でした。
調査対象者の平均年齢は33.6歳でした。
シェアアトリエって、家賃とか安くなるんやろか?
美術作家たちの「アトリエ付き住居」への強い希望
続いては、現代アーティストの獅子倉シンジさんの事例をご紹介します。
✅ 現代アーティストの獅子倉シンジさんは、築50年の建物の一角にある自宅兼アトリエで、絵画、彫刻、陶芸など幅広いジャンルで活動しています。
✅ 彼は「日常のアート化とコミュニケーション」をテーマに、美術館の外で日常をアートにすることで、人々が芸術に触れる機会を増やしています。
✅ 新宿中央通りでの「バケツ☆ストリート」や、バケツを使ったパフォーマンスなど、ユニークな作品で知られており、国内外から注目されています。
さらに読む ⇒ToKoSie ー トコシエ - リノベーション & 部屋作り、自分らしい暮らしを楽しむウェブマガジン。出典/画像元: https://tokosie.jp/living/15611/日常をアートにする、という考え方、素敵ですね。
バケツを使ったパフォーマンスもユニークで面白いです。
調査結果によると、新たに賃貸したいと希望する美術作家は、立体グループで72.0%、平面グループで62.3%でした。
最も希望されるアトリエタイプは、アトリエと住居が一体となった「アトリエ付き住居」で、立体グループでは40.5%、平面グループでは52.6%が希望していました。
これは、移動時間の短縮やいつでも制作に取り組める利便性などが評価されているためと考えられます。
生活空間と制作空間が一体化した環境は、アーティストの創造性を高める上で不可欠な要素と言えるでしょう。
変化するアトリエニーズ:専用スペースとシェアアトリエへの関心
それでは、シェアアトリエの事例をご紹介いたします。
公開日:2024/05/15
✅ 須賀川市の旧菅野園ビルにて、シェアアトリエお茶目のメンバーによるグループ展「お茶目グループ展」が開催されます。
✅ 会期は5月16日(木)から30日(木)まで、時間は13:00から18:00です。入場無料です。
✅ 参加アーティストはyam(ヤム)、松本悠以、SHOKO KITAMOTOの3名で、それぞれの個性的な作品を展示します。5月18日(土)にはインスタライブ配信も予定されており、会場の紹介やメンバーの活動についてお話を伺えます。
さらに読む ⇒すかがわナビ出典/画像元: https://sukagawa-navi.com/ochame/お茶目グループ展、楽しそうですね。
それぞれの個性的な作品を見てみたいです。
一方で、平面グループでは「アトリエ専用スペース」へのシフトが見られました。
これは、平面作品制作に集中するために、住居とアトリエを分離したいというニーズが高まっていることを示唆しています。
立体グループでは、「シェアアトリエ」への希望が強くなりました。
シェアアトリエに関しては、自ら作りたいと考える美術作家が多く、運営事業者によるルールではなく、自分たちでルールを決めたいという意向が強まりました。
シェアアトリエって、みんなで制作できるから、楽しそう!
本日は、美術作家たちのアトリエ事情についてご紹介しました。
💡 アトリエ付き住居の需要は減少傾向にあり、シェアアトリエやアトリエ専用スペースへの関心が高まっています。
💡 特に、立体グループではシェアアトリエへのニーズが高く、平面グループではアトリエ専用スペースへのニーズが高まっています。
💡 今後の美術作家たちの活動において、アトリエの形態がどのように変化していくのか、注目していきましょう。