全身性エリテマトーデス(SLE)って、どんな病気?ホントに怖い病気なの!?
💡 全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己免疫疾患の一種です。
💡 SLEは、様々な臓器に影響を及ぼす可能性があります。
💡 SLEは、適切な治療により、症状を抑え、日常生活を送ることが可能です。
それでは、最初の章に移ります。
全身性エリテマトーデス(SLE)とは
SLEは、自己免疫疾患の中でも比較的まれな病気ですが、近年では発症者が増加傾向にあるようです。

✅ 全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己免疫異常を基盤とした慢性炎症性疾患で、20~30代の女性に多く発症し、発熱、関節痛、紅斑などの症状が現れます。
✅ SLEは、心臓、肺、腎臓、神経など様々な臓器に影響を及ぼし、尿検査、血液検査、画像検査などによって診断されます。
✅ SLEの治療は、抗炎症療法と免疫抑制療法を組み合わせ、ヒドロキシクロロキンなどの薬物療法が中心となります。
さらに読む ⇒時事メディカル出典/画像元: https://medical.jiji.com/medical/020-0006-01SLEは、様々な症状が現れるため、診断が難しい場合もあるそうです。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己免疫疾患であり、自分の免疫システムが自身の組織を攻撃することで、全身に炎症を引き起こします。
SLEは、女性に多く、特に20~40歳の女性に多く発症します。
原因は不明ですが、遺伝子、環境要因、ホルモンなどが影響していると考えられています。
症状は人によって異なり、発疹、疲労感、関節痛、高熱などがあります。
SLEの治療は、症状を抑え、病気の進行を遅らせることを目的として、薬物療法や生活習慣の改善などを行います。
いや、むしろ怖いのは、原因不明ってとこやな。
SLEの診断
SLEの診断は、様々な検査を総合的に判断して行われます。

✅ SLEは、自己免疫疾患の一種で、全身の様々な臓器に症状が現れる病気です。近年、検査や治療薬の進歩により、適切な治療を受ければ、薬を服用しながらも健康な人と同じような生活を送れるようになってきました。
✅ SLEは、遺伝的要因と環境因子の両方が影響し、発症すると考えられています。遺伝的要因としては、免疫関連遺伝子が関係していることがわかっています。遺伝的要因はSLEの発症の約4割を占め、残りは環境因子であると考えられています。
✅ SLEの症状は、皮膚・粘膜症状、関節症状、腎臓症状、そして全身症状、精神症状、心肺症状など、非常に多岐に渡ります。特に、皮膚症状はSLE患者の最初の症状として気がつくことが多いです。
さらに読む ⇒あさ美皮フ科亀戸駅前|JR亀戸駅の東口改札から徒歩30秒 セブンイレブンのビルの3階出典/画像元: https://asami.clinic/systemic-lupus-erythematosus-symptoms/SLEの診断は、時間と労力を要するそうですね。
SLEの診断は、アメリカリウマチ学会の診断基準に基づいて行われます。
基準は11項目あり、4項目以上に該当すればSLEと診断されます。
基準には、蝶形紅斑、円板状皮疹、日光過敏症、口腔潰瘍、関節炎、漿膜炎、腎障害、神経学的異常、血液学的異常、免疫学的異常などがあります。
診断には、問診、身体診察、血液検査、尿検査、抗核抗体検査、補体価検査などが行われます。
診断には、西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチの両方が必要です。
SLEの治療
SLEの治療は、患者さんの症状や病状に合わせて、適切な薬物療法が行われます。

✅ 全身性エリテマトーデス(SLE)の治療には、副腎皮質ステロイド、ステロイドパルス療法、免疫抑制薬など複数の治療法が存在します。
✅ 近年、マラリア治療薬であるヒドロキシクロロキンがSLE治療薬として注目を集めており、全身症状の軽減、疾患活動性増悪の防止、臓器障害軽減などの効果が期待されています。
✅ ヒドロキシクロロキンは副作用が少なく、低用量であれば視覚障害などの重大な副作用のリスクも低いですが、定期的な眼症状のチェックが必要です。
さらに読む ⇒医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト出典/画像元: https://medicalnote.jp/contents/151117-000059-GEGWIFSLEの治療薬は、副作用が気になる人もいるかと思います。
SLEの治療は、症状の改善と病気の進行抑制を目指します。
ステロイド剤、免疫抑制剤、ヒドロキシクロロキンなどが用いられます。
治療は、患者さんの症状や病状に合わせて医師が判断します。
SLEは、寛解と増悪を繰り返す病気ですが、適切な治療により、症状を抑え、日常生活を送ることが可能です。
薬の副作用とか大丈夫なのかな?
SLEの予後と生活
SLEの予後は改善傾向にありますが、重症化することもあります。

✅ 全身性エリテマトーデス(SLE)は、全身の様々な臓器に障害を起こす自己免疫疾患です。症状は多彩で、蝶形紅斑、円板状皮疹、口腔潰瘍などの皮膚症状や、関節痛、筋肉痛、腎臓の炎症(ループス腎炎)、肺や心臓の炎症、血液の異常、神経の症状などが見られます。
✅ SLEの症状は、個々の患者によって大きく異なります。皮膚だけに症状が現れる場合は、皮膚エリテマトーデス(CLE)と分類されます。
✅ SLEの症状には、発熱、倦怠感、体重減少などがあげられます。また、皮膚や粘膜の症状、筋肉や関節の症状、腎臓の症状、肺や心臓の症状、血液の異常、神経の症状などがみられます。
さらに読む ⇒旭化成株式会社出典/画像元: https://www.asahi-kasei.co.jp/sle/know/disease_symptom.htmlSLEは、完治は難しい病気ですが、適切な治療と生活習慣の改善により、良好な生活を送ることができます。
SLEの予後は近年改善しており、5年生存率は95%以上となっています。
しかし、ループス腎炎、精神神経ループス、抗リン脂質抗体症候群などの重症化因子に注意が必要です。
SLEは、長期の療養が必要となる病気ですが、適切な治療と生活習慣の改善により、症状を抑え、良好な生活を送ることが期待できます。
ま、完治は難しいやろな。
SLEの現状と医療費助成
SLEは、患者数も多く、社会的な課題となっています。

✅ SLEの活動性評価は、医師による総合的な評価(PGA)、臓器ごとの評価(BILAG)、患者自身による評価(SLAM)など、多様な方法があります。
✅ これらの評価方法にはそれぞれ利点と欠点があり、再燃を評価できるもの、主観的な評価項目を含むもの、血清学的活動性マーカーを考慮するものなど、特徴が異なります。
✅ 現在のところ、SLE活動性評価に最適な指標は存在しませんが、SLEDAI、BILAG、SRIなど複数の指標を組み合わせることが有効と考えられています。
さらに読む ⇒リウマチ膠原病徒然日記出典/画像元: https://tuneyoshida.hatenablog.com/entry/2019/07/11/DASLEの医療費助成制度は、患者さんの経済的な負担を軽減するために存在しています。
SLEは、患者数61835人、発病機構不明、効果的な治療法未確立、長期の療養が必要な疾患です。
診断基準は国際基準に基づいており、SLEDAIスコア4点以上が医療費助成の対象となります。
SLEの医療費助成制度は、社会全体で患者さんを支えるための重要な制度です。
本日は、全身性エリテマトーデス(SLE)についてお話させて頂きました。
💡 SLEは、自己免疫疾患の一種で、様々な臓器に影響を及ぼす可能性があります。
💡 SLEの治療は、患者さんの症状や病状に合わせて行われます。
💡 SLEは、適切な治療により、良好な生活を送ることが期待できます。