Beyond Carpet Logo Menu opener

マンボウやしろ初の小説『あの頃な』はコロナ禍をどう描いたのか?コロナ禍の日常と心の変化とは!!!

マンボウやしろ初の小説『あの頃な』はコロナ禍をどう描いたのか?コロナ禍の日常と心の変化とは!!!

📘 この記事で分かる事!

💡 マンボウやしろさんの初小説「あの頃な」は、コロナ禍をテーマにした25本の短編集です。

💡 脚本家としての経験を生かし、会話中心のストーリー展開や、コロナに対する幅広い意見を客観的に描いた作品となっています。

💡 ラジオパーソナリティとしての経験やリスナーとの交流も作品に影響を与えているようです。

それでは、マンボウやしろさんの初小説について詳しく見ていきましょう。

マンボウやしろ、初の小説『あの頃な』を上梓

本日は、マンボウやしろさんの初の小説「あの頃な」についてお話をお伺いしていきます。

コロナ禍を客観視し、なるべく気持ちを入れずに書きました」マンボウやしろ初小説『あの頃な』インタビュー
コロナ禍を客観視し、なるべく気持ちを入れずに書きました」マンボウやしろ初小説『あの頃な』インタビュー

✅ マンボウやしろさんの初小説「あの頃な」は、新型コロナウイルスをテーマにした25本の短編集。

✅ 脚本家としての経験を生かし、会話中心のストーリー展開や、コロナに対する幅広い意見を客観的に描いた作品となっている。

✅ 脚本、ラジオ、小説とそれぞれの仕事を通してコロナを常に意識していたやしろさんは、コロナをテーマにすることでそれぞれの思考を近しいものにするという試みを行った。

さらに読む ⇒ダ・ヴィンチWeb出典/画像元: https://ddnavi.com/interview/939740/a/

脚本家としての経験を生かして、会話中心で読める作品になっているんですね。

コロナをテーマにした小説はたくさん出ていますが、やしろさんの作品は、コロナに対する様々な意見を客観的に描いているのが特徴的です。

マンボウやしろは、元芸人であり、ラジオパーソナリティ、脚本家としても活躍するマルチな才能を持つ人物です。

彼は2023年に初の小説『あの頃な』を上梓しました。

本書は、コロナ禍における人々の生活と心の変化を、ウイルスを擬人化するなど、独特な視点で描いた25篇のショートショート集です。

やしろ氏は、コロナ禍という未曾有の状況をテーマにした本作で、様々なジャンルの作品を詰め込んだ「びっくり箱」のような内容を実現しました。

ファンタジー、SF、恋愛、家族小説、さらには戯曲など、多彩な物語が展開されています。

会話中心って、ラジオみたいやな。やしろさんらしいわ。

ラジオパーソナリティとしての経験が作品に影響

続いては、やしろさんのラジオパーソナリティとしての経験が作品にどう影響したのかをお伺いします。

ラジオで培った、すべての人を平等にということ、人にイヤな思いをさせないというバランスの取り方が活きている」マンボウやしろ『あの頃な』インタビューneol.jp
ラジオで培った、すべての人を平等にということ、人にイヤな思いをさせないというバランスの取り方が活きている」マンボウやしろ『あの頃な』インタビューneol.jp

✅ マンボウやしろが初の小説『あの頃な』を上梓。新型コロナウイルスを題材とした全25編のショートショート集。

✅ 編集者との協力のもと、読後感を重視した作品に。ウイルスを擬人化したり、コロナ禍での気づきをストーリーに落とし込んだりしている。

✅ ラジオパーソナリティとしての経験やリスナーとの交流が作品に影響を与えている。又吉直樹の芥川賞受賞の影響もあり、小説執筆への意欲が高まった。

さらに読む ⇒neol.jp出典/画像元: https://www.neol.jp/culture/112463/

ラジオパーソナリティとしての経験を通して、リスナーの皆さんの声に触れる機会が多かったんですね。

作品にも、その経験が反映されているのがわかります。

やしろ氏は、コロナ禍の影響下でラジオパーソナリティとしての活動を通して、自身の経験やリスナーからの声を作品へと昇華させました。

『あの頃な』は、コロナ禍という時代を背景に、やしろさんの独自の視点とユーモアで描かれた、多面的で考えさせられる作品です。

コロナ禍における情報の洪水と、人々の苦しみを目の当たりにしたやしろさんは、ラジオパーソナリティとして、客観的な視点で状況を見つめてきました。

その中で、「正しい」「正しくない」という価値観が薄れていき、コロナに対する感情は「無」に近い状態になったと語っています。

リスナーとの交流を通して得られた生の声は、作品に深みを与える重要な要素となるでしょう。

作家としての表現方法とラジオパーソナリティとのギャップ

それでは、次に、やしろさんの作家としての表現方法と、ラジオパーソナリティとしての活動とのギャップについてお伺いします。

マンボウやしろ氏 又吉直樹に初小説の絶賛を懇願「ここまでほめるか!というくらい」/サブカル系/芸能/デイリースポーツ online
マンボウやしろ氏 又吉直樹に初小説の絶賛を懇願「ここまでほめるか!というくらい」/サブカル系/芸能/デイリースポーツ online

✅ マンボウやしろ氏が初小説「あの頃な」を発売。コロナ禍を題材にした25本の短編小説で、未来から見たコロナ禍の意義を問いかける内容となっている。

✅ やしろ氏は小説執筆について、又吉直樹に「ここまでほめるか!というくらい」の絶賛を懇願。又吉は「期待はしていただきたい。本当に面白かったです」と太鼓判を押した。

✅ やしろ氏は、2016年にエッセイ集を出版しているが重版には至らなかったため、今回の小説は「素直に(重版)したい!」と意気込んでいる。

さらに読む ⇒デイリースポーツ online出典/画像元: https://www.daily.co.jp/gossip/subculture/2022/02/05/0015038294.shtml

ラジオでは「人を傷つけずに楽しませる」という意識で話されているんですね。

でも、小説では、コロナ禍で感じた苦しみを吐き出されていると。

そのギャップが面白いです。

作品では、やしろ氏はラジオ番組では「人を傷つけずに楽しませる」という意識で、AI的にしゃべっている一方で、溜まっていたストレスやコロナ禍で感じた苦しみを吐き出しています。

特に、コロナ禍における「大切な存在に気づいた」という経験が、作品のテーマとして大きく影響を与えたと語っています。

また、やしろ氏は、小説家としての活動は以前から考えていたものの、又吉直樹氏の芥川賞受賞が大きな影響を与え、執筆に躊躇していたとも告白しています。

しかし、近年その影響が薄れてきたことから、ついに小説執筆に踏み切ったとのことです。

えーっと、ラジオと小説で全然違うんだね!すごいなぁ。

コロナ禍で生まれた気づきと、作品に込められたメッセージ

いよいよ、やしろさんの作品に込められたメッセージについてお伺いします。

コロナ禍の流言とデマ、陰謀論――不確かな情報とどう向き合う?
コロナ禍の流言とデマ、陰謀論――不確かな情報とどう向き合う?

✅ 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、様々な流言、デマ、陰謀論が蔓延している。評論家・荻上チキ氏は、流言やデマに惑わされない人は存在しないが、過去の事例を知ることで惑わされにくくなると指摘する。

✅ コロナ禍における流言やデマの特徴として、情報不足による不安から偽情報でも求める心理、医療関係の誤った情報が拡散するインフォデミック、政治的スタンスによる情報選別などが挙げられる。

✅ トイレットペーパーの買い占めや自粛警察などの現象は、予言の自己成就や感染リスクと正義感の結びつき、公正世界信念などが背景にある。また、外国人犯罪流言のように、不安を外部に帰属させる心理も働いている。

さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/special/falserumor/

コロナ禍における流言やデマは、不安や恐怖心を煽るものとして、社会に大きな影響を与えています。

やしろさんの作品では、そういった状況に対する警鐘が込められていると感じます。

『あの頃な』は、コロナ禍における人々の生活と心の変化を、ウイルスを擬人化するなど、独特な視点で描いたショートショート集です。

当初は奇異な読後感を目指していたものの、編集者との意見交換を通して、作品に「気づき」や「気付きの先」のようなストーリーを加えることにしたそうです。

作品集では、「正義」や「正解」という言葉がキーになっており、個々が持つ正義や正解について、否定も肯定もされていない点が特徴です。

それは、コロナ禍という未解明な状況の中で、様々な可能性を考慮した結果であり、数年後に振り返ったときに、すべての可能性が残されていることを象徴していると言えるでしょう。

流言やデマって、ホンマに困るわ。信じちゃったら、アカンねんけど、ついつい信じてしまうこともあるし…。

コロナ禍と向き合うマンボウやしろの想い

最後に、やしろさんがコロナ禍と向き合う中で生まれた想いを伺います。

マンボウやしろがラジオで言わない本当の言葉とは? 『あの頃な』

公開日:2023/08/09

マンボウやしろがラジオで言わない本当の言葉とは? 『あの頃な』

✅ マンボウやしろさんは、新型コロナウイルスによって変化した世界で生きる私たちの姿を描いた短編集『あの頃な』を出版しました。

✅ 本書には、コロナの影響で自分と向き合う時間が増えたことで、今まで気づけなかったことに気づく人がいるというテーマが描かれています。

✅ 作者は、コロナは誰にとっても他人事ではないと語り、さまざまな考え方を理解し、受け入れることの大切さを訴えています。

さらに読む ⇒BOOKウォッチ出典/画像元: https://books.j-cast.com/topics/2022/02/16017219.html

コロナ禍で生まれた気づきや、周りの人とのつながりの大切さ、そして多様性を理解することの大切さ。

やしろさんの作品は、私たちにそんなメッセージを投げかけているように感じます。

マンボウやしろさんは、東京FMの人気番組「SkyrocketCompany」で「本部長」としてパーソナリティーを務めています。

新型コロナウィルスによって一変した日常や人間関係、未来をテーマに書き下ろした短編集『あの頃な』は、劇的に変化した世界で生きる私たちの日常が、どこに向かっていくのか、コロナを報道し、リスナーの声を聞き続けたマンボウやしろさんが、番組では語ることのなかった想いを、25本の物語に込めた作品です。

特に、過去に一度読んでいるのに記憶にない彼女からの手紙のエピソードは、忙しかった主人公が、コロナの影響で自分と向き合う時間が増え、手紙の言葉に込められた思いに気づくという、コロナ禍で生まれた気づきを描いています。

マンボウやしろさんは、新型コロナウィルスは誰にとっても他人事ではないとし、作品を通して、いろんな人がいること、いろんな考え方があることを知ってほしいとメッセージを送っています。

コロナ禍は、社会構造や人々の価値観に大きな変化をもたらしました。その中で、人間関係や社会とのつながりの重要性を再認識することができたのではないでしょうか。

マンボウやしろさんの初小説「あの頃な」は、コロナ禍という時代を背景に、様々な人の思いや心の変化を描いた作品でした。

🚩 結論!

💡 コロナ禍における人々の心の変化や、様々な流言やデマといった社会問題について、独自の視点で描いています。

💡 脚本家、ラジオパーソナリティ、そして作家として活躍するマンボウやしろさんの多面的で奥深い才能が光る作品です。

💡 コロナ禍で生まれた気づきや、周りの人とのつながりの大切さ、そして多様性を理解することの大切さを改めて考えさせてくれる作品です。