玉川奈々福の浪曲人生!『シコふんじゃった』を浪曲化!?浪曲界の異端児とは!?
浪曲師・玉川奈々福の30周年記念公演レポート!古典から新作まで幅広く活躍する奈々福先生の魅力が詰まった公演の様子や、ゲストとの貴重なトークを、ここで紹介!
💡 浪曲師・玉川奈々福さんのこれまでの活動や功績について紹介
💡 映画『シコふんじゃった』を浪曲化した「奈々福なないろ」の魅力に迫る
💡 玉川奈々福さんの新作浪曲「飯岡助五郎の義侠」について解説
それでは、玉川奈々福先生の波乱万丈な浪曲人生について、詳しくご紹介していきましょう。
玉川奈々福先生の軌跡
玉川奈々福先生はどんな経歴の持ち主?
浪曲師、曲師、ユニット結成など多岐にわたる
玉川奈々福先生は、浪曲の世界に飛び込み、伝統を守りながらも新しい道を切り開いてきたんですね。

✅ 玉川奈々福さんは、浪曲界の未来のために、様々なプロデュース活動を行ってきました。師匠とのコラボレーションや、他の語り芸との融合を通して、浪曲の魅力をより多くの人に伝えたいと考えています。
✅ 浪曲に集中するため、出版社を退職した奈々福さんは、身体が限界に達するまで浪曲の稽古を続けました。心身ともに辛い日々でしたが、師匠の教えを実践することで、より深い浪曲の世界を追求することができました。
✅ 奈々福さんは、伝統を守りながらも、新しい試みに挑戦することで、浪曲の可能性を広げています。ラップを取り入れた「浪曲シンデレラ」のように、時代に合わせて変化していくことで、若い世代にも浪曲を届けていきたいと考えています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://fumufumunews.jp/articles/-/22103浪曲への情熱が伝わってきます。
先生は、本当に浪曲が大好きなんですね。
玉川奈々福先生は、1994年10月に三味線教室に参加し、翌年7月に玉川福太郎に入門、翌月には曲師としてデビューを果たしました。
その後、2001年11月に浪曲師として初舞台を踏み、2002年には木馬亭で初舞台を踏みました。
2006年12月には現在の芸名「奈々福」に改名し、名披露目を迎えました。
奈々福先生は、古典浪曲だけでなく新作浪曲も数多く手掛け、浪曲界にとどまらず、落語、講談、文楽、能楽、琵琶、篠笛、尺八、和妻、日舞、オペラ、パンソリなど、幅広いジャンルとの交流を行っています。
2018年には文化庁文化交流使に任ぜられ、ヨーロッパなど7ヶ国を歴訪しました。
2019年には能舞台で浪曲を発表し、同年には第11回伊丹十三賞を受賞しました。
2024年5月には落語芸術協会に入会しました。
ユニット曲師として『しゃみしゃみいず』や『浪曲乙女組!』を結成するなど、浪曲界の活性化にも貢献しています。
すごい!奈々福先生、めっちゃかっこいい!私も浪曲やってみたいなー。
『シコふんじゃった』の浪曲化
浪曲師奈々福さんの「シコふんじゃった」はどんな作品?
映画の世界観を再現した浪曲
浪曲の世界で「シコふんじゃった」を表現するとは、斬新ですね。

✅ 「奈々福なないろ」は、周防正行監督の映画「シコふんじゃった」を原作とした浪曲作品で、映画のメッセージである「努力の大切さ」や「人間的な成長」を見事に表現している。
✅ 浪曲は三席構成となっており、廃部寸前の弱小相撲部が、大学生の山本秋平を中心に奮闘し、リーグ戦で優勝するまでの過程が描かれている。
✅ 奈々福さんの巧みな語り口によって、登場人物たちの心の変化や成長が鮮やかに表現され、映画を観た時とはまた違った感動を与えてくれる。
さらに読む ⇒ 演芸のまわり、うろちょろ。出典/画像元: https://engei-yanbe.com/archives/3943映画の世界観を、浪曲という形で表現するとは、奈々福さんの才能を感じますね。
2021年9月18日、江東区亀戸文化センターカメリアホールにて、浪曲師奈々福さんの「奈々福なないろ」を観賞しました。
演目は周防正行監督映画『シコふんじゃった』を原作とした長編浪曲一挙口演『シコふんじゃった』で、映画の世界観を忠実に再現した素晴らしい作品でした。
奈々福さんは、周防監督からの依頼を受けて浪曲化に挑戦。
三席構成のこの作品は、最初は心配でしたが、一席目から引き込まれるストーリー展開と奈々福さんの熱演に圧倒されました。
特に感動したのは、廃部寸前の弱小相撲部に入ることになった大学生、山本秋平の成長を描いた点です。
秋平は、大学生活ではチャラチャラ過ごしていましたが、相撲部での奮闘を通して、人生の価値観を見直し、真の強さや友情、努力の大切さを学びます。
物語は、部員の個性的なキャラクター、熱血指導の顧問、そして周囲の人々の支えを通して、相撲部の再生、そして秋平自身の成長を描いています。
奈々福さんの情感豊かな語りと、浪曲ならではの音楽と効果音が見事に調和し、映画の世界観を鮮やかに再現していました。
特に、稽古シーンや試合シーンは手に汗握る迫力で、観客を物語の世界に引き込みました。
『シコふんじゃった』は、単なるスポーツ映画ではなく、人生の教訓に富んだ作品です。
奈々福さんの浪曲を通して、改めてその魅力を感じることができました。
映画を観たことがある方も、そうでない方も、ぜひ一度、奈々福さんの『シコふんじゃった』を体験してみてください。
浪曲で『シコふんじゃった』って、想像つかんかったけど、めっちゃ面白そう!
玉川奈々福先生について
玉川奈々福さんの魅力は?
活力源となる浪曲
玉川奈々福さんは、浪曲界の未来を担う存在ですね。

✅ 玉川奈々福さんは、浪曲師・曲師として活躍されています。三味線教室に通い、師匠である二代目玉川福太郎に入門し、三味線の修行を経て浪曲師としても活動を開始しました。
✅ 数々の古典演目を演じる傍ら、自作の新作浪曲や長編浪曲、他ジャンルの芸能・音楽との交流なども積極的に行っています。
✅ 平成30年度には文化庁文化交流使として7か国で公演を行い、中国や韓国でも公演を行うなど、国内外で活躍されています。第11回伊丹十三賞を受賞するなど、その活動は高く評価されています。
さらに読む ⇒浪曲師 玉川奈々福オフィシャルサイト出典/画像元: https://7729.jp/profile/幅広い活動を通して、浪曲の魅力を世の中に広めているんですね。
玉川奈々福(たまがわななふく)は、浪曲師で、三波春夫先生と同じ7月19日生まれの神奈川県横浜市出身です。
奈々福先生は、古典演目から新作演目まで幅広く演じ、2019年には第11回伊丹十三賞を受賞しています。
「今日、嫌なことあって落ち込んでたんだけどさ、奈々ちゃんの浪曲聞いたら元気になって、明日もちょっと頑張ろっかなって思っちゃった」と言っていただけるような、活力源となる浪曲を目標としています。
公式サイト、Twitter、YouTubeチャンネル、CD/DVDなど、様々な媒体で活動しています。
浪曲って、奥が深いんですね。奈々福先生の情熱に、私も感動しました。
「浪花節で三十年記念の会」
玉川奈々福先生の記念公演、どんなゲストが来た?
徳光和夫さんとタブレット純さん
30周年記念の独演会、素晴らしいですね。

✅ 浪曲師の玉川奈々福が30周年を記念して観世能楽堂で独演会を開催する。
✅ 今回の独演会では、昭和の歌謡浪曲の話や自作の演目、歌舞伎座にちなんだ浪曲を披露する。
✅ 奈々福は出版社勤務中に三味線の音色に魅せられ、浪曲師の道を歩み始めた。当初は浪曲の表現に戸惑いを感じていたが、現在は己を鍛え直し、渾身で舞台に臨む。
さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/329053ゲストとのトークも楽しみですね。
奈々福先生は、本当に色々な人と交流がおありなんですね。
玉川奈々福先生の「浪花節で三十年記念の会」は、徳光和夫アナウンサーとタブレット純さんをゲストに迎えたスペシャルバージョン公演でした。
奈々福先生は、徳光和夫さんとのトークでは、実況中継と浪曲の共通点や、昭和29年のプロレス実況、七五調、三波春夫さんの功績について語り合いました。
二日目には、タブレット純さんとのトークでは、タブレット純さんの浪曲に挑戦。
美声と抜群の節回しが好評だったそうです。
特に啖呵の部分で豹変ぶりが光っていたとのことです。
今回の公演では、浪曲師としての奈々福先生の30年の軌跡と、ゲストとの貴重なトークが楽しめる内容だったそうです。
特に、普段聞くことのない、徳光和夫さんやタブレット純さんの浪曲に対する考え方や経験談は興味深いものです。
奈々福先生、30周年おめでとうございます!私もいつか、奈々福先生の浪曲を生で聞いてみたいです。
新作浪曲「飯岡助五郎の義侠」
飯岡助五郎は、どのようにして「飯岡助五郎」と呼ばれるようになったのか?
復興の功績で
新作浪曲「飯岡助五郎の義侠」、興味深いですね。
公開日:2019/10/13

✅ 記事は、浪曲師である著者が「天保水滸伝」という浪曲作品と、その舞台となった千葉県東庄町のまちおこしについて語っています。
✅ 東庄町では、アウトローである「天保水滸伝」の登場人物たちを題材に、浪曲を通して人情や地域の魅力を伝えるまちおこしを行っており、著者はその活動に賛同し、観光大使を務めていることを紹介しています。
✅ さらに、著者は浪曲ファンや「天保水滸伝」ファンを対象に、物語の舞台となった東庄町へのツアーを企画したいという意向を示しており、地域の魅力を伝える可能性を感じています。
さらに読む ⇒論座アーカイブ出典/画像元: https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019101000005.html天保水滸伝の世界観を、奈々福さんがどのように表現しているのか、とても気になります。
玉川奈々福さんの新作浪曲「飯岡助五郎の義侠」は、天保水滸伝のスピンオフ作品として、飯岡助五郎が飯岡浜で名を上げるまでの過程を描いています。
相州三浦出身の助五郎は、漁師たちの過酷な儀式を乗り越え、その度胸と人柄で地元で信頼を得て、網元から貸元へと出世します。
天保6年の竜巻で飯岡浜が壊滅的な被害を受けた際、助五郎は自身の財産を投げ打って救済活動を行い、故郷の三浦から働き手を呼び寄せ、復興に尽力します。
その功績は高く評価され、飯岡の人々から「飯岡助五郎」と呼ばれるようになりました。
物語の最後には、笹川繁蔵が登場し、天保水滸伝の物語へと繋がっていきます。
奈々福さんの創作力と古典浪曲のような話芸は、聴衆を惹きつけ、天保水滸伝の重要な前章となる可能性を秘めています。
奈々福先生、新作浪曲も作るんや!すごいなぁ。
玉川奈々福先生は、浪曲を通して、伝統を守りながらも、新しい時代を切り開く、まさに浪曲界のパイオニアといえるでしょう。
💡 玉川奈々福さんのこれまでの活動と今後の展望を紹介
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💡 玉川奈々福さんの新作浪曲「飯岡助五郎の義侠」の魅力を紹介