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角川映画が日本映画に与えた影響とは?角川映画の革新と黄金時代!!?

角川映画が日本の映画界に革命を起こした!セックス・ピストルズのような衝撃と社会現象を巻き起こした、その歴史と魅力を紐解く!「犬神家の一族」から「セーラー服と機関銃」まで、伝説の映画作品の数々と、薬師丸ひろ子、松田優作といったスターたちの輝きを再発見!

角川映画とアイドル路線

角川春樹氏がアイドル路線に進出した理由は?

経営圧縮のため

では、角川映画とアイドル路線についてお話します。

角川三人娘】角川春樹氏の薬師丸、原田、渡辺への「芸能人になるな」という教え
角川三人娘】角川春樹氏の薬師丸、原田、渡辺への「芸能人になるな」という教え

✅ 角川春樹氏は、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子という「角川三人娘」を、芸能人ではなく、映画界で活躍する役者として育てた。

✅ 3人は角川春樹事務所から独立した後も、映画などで活動を続け、それぞれの人生を歩んでいる。

✅ 角川春樹氏は、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子が共に離婚していることに触れ、3人それぞれの結婚相手が異なる職業であることを指摘している。

さらに読む ⇒NEWSポストセブン出典/画像元: https://www.news-postseven.com/archives/20220309_1732667.html?DETAIL

角川春樹氏は、映画制作における経営判断と、時代の流れを見抜いていたのでしょう。

角川春樹氏は、80年代に「角川三人娘」と称されるアイドル路線に転じた理由について、映画製作における経営判断だったと語っています。

大作映画の製作費による経営圧縮を解消するために、低予算で製作できる2本立て映画の制作が必要となり、その際に薬師丸ひろ子や原田知世といった優れた女優を選んだ結果、アイドル路線が成功したと説明しました

薬師丸ひろ子については、すでに角川書店で実績があり、アイドル化は結果論だったとしている。

三人娘って、なんかかっこいい響きだね!

『セーラー服と機関銃』:社会現象となった青春映画

セーラー服と機関銃、何が社会現象に?

薬師丸ひろ子の魅力と相米監督演出

次の章は、角川映画の代表作の一つである『セーラー服と機関銃』を取り上げます。

セーラー服と機関銃
セーラー服と機関銃

✅ 相米慎二監督が薬師丸ひろ子を主演に迎え、ヤクザの組長にさせられた高校生の女の子が、戸惑いながらも成長していく姿を描いた痛快な作品です。

✅ 薬師丸ひろ子の魅力的な演技とマシンガン片手に戦うシーンが話題となり、大ヒットしました。特に「カイカン……」という言葉が流行語になるほど社会現象に。

✅ 1982年には131分の完全版が公開され、さらなる人気を獲得しました。

さらに読む ⇒ナタリー - ポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/eiga/film/135459

薬師丸ひろ子の演技、素晴らしいですよね。

セーラー服と機関銃は、相米慎二監督と薬師丸ひろ子の再タッグによる、赤川次郎原作の映画化作品です。

1981年公開され、記録的な大ヒットを記録した記念碑的作品です。

内容は、父の死をきっかけに、弱小ヤクザ・目高組の組長を襲名することになった女子高生・星泉が、セーラー服姿で悪に立ち向かうというものです

相米監督は、薬師丸ひろ子を大胆に扱い、過激なシーンも登場します。

原作の斬新な設定と、薬師丸ひろ子の魅力的な演技、そして相米監督の独特な演出によって、映画は社会現象となるほどの人気となりました。

しかし、エンディングには違和感も残ります。

全体的には、相米慎二監督と薬師丸ひろ子の再タッグを楽しめる、一見の価値ありの作品です。

カイカン……って、意味わかんないわ。

薬師丸ひろ子の女優としての成長と角川春樹の目利き

薬師丸ひろ子の映画成功の秘訣は?

監督・脚本家とのコラボ

では、薬師丸ひろ子の女優としての成長と、角川春樹氏の目利きについて解説します。

セーラー服と機関銃』をはじめ、主演作を次々に大ヒットに導いた゛映画女優゛薬師丸ひろ子の時代(その2)

公開日:2020/05/01

セーラー服と機関銃』をはじめ、主演作を次々に大ヒットに導いた゛映画女優゛薬師丸ひろ子の時代(その2)

✅ 薬師丸ひろ子のアイドル青春映画が、角川春樹プロデューサーの慧眼によって、相米慎二、根岸吉太郎、澤井信一郎といった才能ある監督と脚本家たちにより、新たな魅力を引き出され、高いクオリティの作品に仕上がっていたこと。

✅ 角川春樹は、薬師丸ひろ子主演映画に旬の監督や脚本家を起用することで、アイドルと映画の新たな可能性を拓き、彼らを日本映画界の重要な担い手に育て上げたこと。

✅ 薬師丸ひろ子の主演作『紳士同盟』は、アイドル時代の集大成ともいえる作品であり、恋愛とコンゲームの魅力が詰まったストーリー、監督や脚本家など、薬師丸ひろ子と縁の深いスタッフにより、彼女の多面的な演技力が発揮された作品となっていること。

さらに読む ⇒本がすき。出典/画像元: https://honsuki.jp/pickup/33630/index.html

角川春樹氏は、才能ある監督と脚本家を起用することで、薬師丸ひろ子の才能を引き出し、彼女の女優としての成長を支えたと言えるでしょう。

薬師丸ひろ子は、角川春樹事務所からの独立後、アイドルとしての神通力が衰えた感があったものの、女優として着実に存在感を示し続けました。

彼女のアイドル青春映画は、常にクオリティの高さを誇り、角川春樹プロデューサーの大胆な起用により、相米慎二、根岸吉太郎、澤井信一郎など、80年代初めに青春映画を引っ提げて登場した才能ある監督と組むことで、様々な形で光る機会を得ました。

角川は、旬の監督を見出して、人気絶頂のアイドルと組ませる先取り感覚に優れており、脚本家についても、ロマンポルノ出身の田中陽造や荒井晴彦といった、従来ではアイドル青春映画とは無縁と思われていた作家の起用にも成功しました。

これらの監督や脚本家は、その後も日本映画界で活躍し、角川の目利きの確かさを証明しました。

また、自社のドル箱作家である夏樹静子の原作を改変した『Wの悲劇』など、脚本家や監督の自由を尊重する姿勢も、成功の要因の一つでした。

薬師丸主演作の品質の高さは、アイドル時代最後の主演作『紳士同盟』でも健在で、この作品では、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで人気となった那須博之監督と、薬師丸のデビュー作『翔んだカップル』の脚本を手掛けた丸山昇一が再タッグを組みました。

薬師丸演じる人を信じやすい女子大生が、詐欺に遭い、自身も詐欺集団の一員になるという、恋愛とコンゲームが絡み合ったストーリーが展開されます。

騙したつもりで騙されるという、予測不能な展開の中で、ヒロインと、実は詐欺師であった青年との心の交流が描かれ、作品に深みを与えています。

角川春樹氏は、時代の寵児であり、映画界のキーパーソンだったのでしょう。

角川映画は、日本の映画界に大きな影響を与え、多くの名作を生み出したと言えるでしょう。

🚩 結論!

💡 角川映画は、メディアミックス戦略を用いたプロモーションで、映画界に革命を起こした

💡 角川映画は、新しい才能の発掘と育成に力を入れたことで、日本の映画界を活性化した

💡 角川映画は、日本の映画史に、青春、エンターテインメント、そして社会派映画という様々な面で大きな足跡を残した