テレビマンユニオンって知ってる?独立系制作会社ってどういうとこ?とは!?
日本初の独立系制作プロダクション、テレビマンユニオン。TBS退社組が設立し、革新的な番組制作で業界を牽引。『アメリカ横断ウルトラクイズ』、『日立 世界・ふしぎ発見!』など、数々のヒット作を生み出す。独自の経営スタイルと演出で、テレビ界の常識を覆し、映画制作にも進出。その挑戦は、常に進化を続けている。
💡 テレビマンユニオンは、日本初の独立系制作プロダクションです。
💡 制作、経営、所有を制作者自身が担っています。
💡 メンバー制を採用し、合議制で運営されています。
それでは、第一章から詳しく見ていきましょう。
独立の志 テレビマンユニオンの誕生
テレビマンユニオン、独立のきっかけは何?
TBSの労働争議とベトナム戦争報道。
テレビマンユニオンは、制作者の独立性を重視した画期的な組織ですね。

✅ テレビマンユニオンは、1970年に設立された、制作者が主体となる日本初の独立系制作プロダクションです。制作者が経営にも関与し、制作、経営、所有を自ら担うことで、制作者の独立性を重視しています。
✅ メンバー制を採用し、年功序列や終身雇用はなく、仕事はメンバーが自ら選び、報酬も出来高制です。組織運営は合議制に基づき、総会で方針を決定し、代表はメンバー投票で選出されます。
✅ テレビマンユニオンの理念は、「制作者の、制作者による、制作者のための集団・組織である」ことです。制作者自身の所有、運営、報酬を得ること、そして組織内では合議、対等、役割分担を重視しています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tvu.co.jp/about/制作者が経営にも関与するというのは、従来の制作会社とは異なる考え方ですね。
テレビマンユニオンは、1970年に設立された日本で最初の独立系制作プロダクションです。
設立の背景には、TBSにおける労働争議や、ベトナム戦争報道に関する問題がありました。
設立メンバーは、TBSを退社したディレクターたちで、テレビ論や表現手法の開拓にも積極的に取り組んできました。
そりゃ、自分の作ったもんは自分で売りたいわな。
革新的な制作 テレビマンユニオンの功績
海外ロケとヒット番組で名を馳せたのは誰?
TBSの番組制作会社。
テレビマンユニオンが制作した番組は、斬新なものが多かったですね。

✅ 「ウルトラクイズ」は、1976年に企画された「史上最大ジャンボクイズ」のアイデアをベースに、テレビマンユニオンが海外ロケノウハウを活かして1977年に実現した番組です。
✅ 制作にあたっては、海外ロケや移動を繰り返す厳しい条件のため、演出スタッフ、カメラマン、音声、技術、美術、放送作家、現地コーディネーター、ツアーコンダクター、医師、司会者など、30名近いプロフェッショナルスタッフが集められました。
✅ 番組は、参加者をオーディションで選ばず、年齢とパスポートさえあれば誰でも参加できるようにすることで、知識よりも挑戦を通して変化していく人間の姿をドキュメンタリー的に捉えようとした点に特徴があります。
さらに読む ⇒北川宣浩のホームページ出典/画像元: https://kitagawa.tv/quiz/quizou/quizou12.htm海外ロケを積極的に取り入れているのが特徴的ですね。
TBSからの依頼を受け、数々のヒット番組を制作し、制作業界のオピニオンリーダー的存在に成長しました。
特に海外取材やロケを得意とし、『アメリカ横断ウルトラクイズ』や『日立世界・ふしぎ発見!』などの代表的な番組を制作しました。
また、独自の演出手法を開発し、日本初のドキュメンタリードラマや3時間ドラマなどの新しい形式を提案しました。
番組を通して、視聴者に新たな視点を提供していたと言えます。
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テレビマンユニオン、下請けからの脱却!社員主体の経営で革新的な番組制作。映画界でも活躍し、その存在感は増すばかり。