日本のロックシーンは、どのように進化してきたのか?ハードロック黄金時代から平成元年のバンドブームまで!!
💡 ハードロック黄金時代は、レッド・ツェペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスといったバンドが台頭した時代です。
💡 平成元年のバンドブームは、日本の音楽シーンを変え、新たな世代のアーティストを輩出しました。
💡 女性アーティストの台頭は、日本の音楽シーンに多様性をもたらした重要な出来事です。
それでは、第一章、ハードロック黄金時代と新たな潮流についてお話します。
ハードロック黄金時代と新たな潮流
レッド・ツェペリンは、ロックンロール・ビジネスを変えた一方で、マフィアのようなプロモーターとのトラブルに巻き込まれ、コンサートの売り上げ金が消える事件が発生したことは驚きですね...
公開日:2020/11/17
✅ レッド・ツェペリンは、ロック・バンドがプロモーターに支配されていた状況を打破し、利益の9割を取り、前座なしのコンサートを行うなど、ロックンロール・ビジネスを根本的に変えた。
✅ ライブ・ネイションは、世界中のライブで同一のステージを提供することで、アーティストが場所に関わらず安心してライブができるようにし、ツアーやフェスの世界を変えた。
✅ レッド・ツェペリンは、ロックンロール・ビジネスを変えたことで、マフィアのようなプロモーターとのトラブルに巻き込まれ、コンサートの売り上げ金が消える事件が発生した。
さらに読む ⇒ 久保憲司のロック ・エンサイクロペディア出典/画像元: https://www7.targma.jp/rock/2020/11/10/post1714/1970年代はハードロックにとって非常に重要な時代だったと言えるでしょう。
1970年代のロックシーンは、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスに続く新たな巨星たちが登場した時代でした。エアロスミス、クイーン、キッスといった「新・御三家」と呼ばれるバンドたちが、それぞれ独自のスタイルでハードロックを確立し、商業的な成功を収めました。一方、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は、反抗的な姿勢を捨て、商業主義的なロックの本質を皮肉ることで、ロックの概念そのものを揺さぶり、後のパンクムーブメントへと繋がっていくことになるのです。70年代中盤には、ギターヒーローと呼ばれる個人の才能が注目され始めます。マイケル・シェンカーは、速弾きとアドリブを駆使したテクニックと抒情的なギタースタイルで、新たな時代の幕開けを告げました。ロリー・ギャラガーもまた、そのスタイルを確立し、HRシーンを牽引しました。オーストラリアからは、ハードロックを体現するバンド・AC/DCが登場し、スロウな曲調とロックンロールに忠実な音楽性で、世界中で人気を獲得しました。70年代後半には、メタルと呼ばれる新たなジャンルが誕生し、その隆盛の基礎を築いたのは、ジューダス・プリーストとアイアン・メイデンでした。ジューダス・プリーストは、重厚でソリッドなサウンドを武器に、メタルの確立に大きく貢献しました。アイアン・メイデンは、独自の世界観と革新的な音楽性で、ハードロックシーンに新たな風を吹き込みました。彼らの登場は、後のNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)の隆盛に繋がっていくのです。70年代は、ハードロックやヘヴィメタルが発展を遂げ、パンクムーブメントが台頭した、ロック史において重要な時代でした。これらの動きは、80年代以降の音楽シーンに大きな影響を与え、ロックの多様性をさらに発展させていくことになるのです。
ロックンロールの世界は、金も権力も絡んで、ホンマにドロドロやなぁ...
平成元年のバンドブーム
平成元年のバンドブームは、70年代前半生まれの世代が、音楽シーンに大きな影響を与えた時代だったのですね。
公開日:2019/04/10
✅ 1989年から1993年にかけて、バンドブームが到来し、多くのロックバンドが台頭しました。これは、70年代前半生まれの世代が中心に活動し、音楽雑誌の普及やメジャーレーベルのサポートにより、バンドがより身近なものになったことが要因です。
✅ プリンセス プリンセスなどの女性アーティストの台頭も特徴的です。彼女たちは、明るく前向きな女性像を提示することで、女性ファンを獲得しました。これは、女性が社会的に進出し、経済的な力を持つようになった時代背景と関係しています。
✅ この時代の音楽シーンは、昭和の時代とは大きく異なり、多様化が進み、ロックやポップスが主流となっていきました。また、女性アーティストの活躍が目立つようになり、音楽シーンにおける女性の地位が向上したことも注目すべき点です。
さらに読む ⇒ぴあエンタメ情報出典/画像元: https://lp.p.pia.jp/article/news/45584/index.html1989年は、昭和天皇の崩御という大きな出来事があった年ですが、音楽シーンでも大きな変化があったのですね。
平成元年、昭和天皇の崩御とともに新時代が始まり、音楽シーンも新たな章を迎えました。長渕剛や美空ひばりのような昭和を代表するアーティストの存在感も色濃く残る中、シングルチャートでは男闘呼組や工藤静香といったアイドル勢に加え、BARBEEBOYS、TM NETWORK、HOUND DOG、REBECCA、BUCK-TICKといったロックバンドが躍進し、バンドブーム到来を告げました。このブームの担い手となったのは、70年代前半生まれの団塊ジュニア世代であり、原宿ホコ天や音楽雑誌の通販による低価格な楽器購入などがその要因として挙げられます。メジャーレーベルによる積極的なプッシュも、バンド音楽を広く普及させる上で重要な役割を果たしました。
バンドブームは、社会的な変化と音楽シーンの変革が複雑に絡み合って生まれた現象と言えるでしょう。
女性アーティストの台頭
渡辺美里さんの音楽は、当時の女性たちの心を捉え、多くの共感を呼び起こしたのでしょう。
✅ この記事は、昭和40年代生まれの著者にとって、渡辺美里がいかに象徴的な存在であったかを振り返り、彼女の音楽が当時の社会状況や音楽シーンに大きな影響を与えたことを論じています。
✅ 具体的には、渡辺美里のデビューから人気絶頂期にかけての音楽シーンの変化や、彼女が後の女性ミュージシャンに与えた影響について、当時の状況や自身の体験を交えながら詳細に解説しています。
✅ また、記事は、渡辺美里の音楽が、アイドルとアーティストの境界線を曖昧にし、新しい世代の音楽ファンを獲得する上で重要な役割を果たしたと主張しています。
さらに読む ⇒街を冒険する人へ。|さんたつ by 散歩の達人出典/画像元: https://san-tatsu.jp/articles/20409/女性アーティストの活躍が目立つようになった時代背景は、女性の社会進出と、経済的な自立が関係していると考えられます。
一方、女性アーティストにおいては、プリンセスプリンセスが新たなロックバンド像を提示し、女性からの支持を獲得しました。渡辺美里、永井真理子、中村あゆみ、山下久美子といった女性アーティストの人気も上昇し、彼女たちは夢を追いかける前向きな女性像を体現していました。当時、女性が経済的に自立し、男性と同等の購買力を持ち始めたことも、女性アーティストの人気を後押ししたと考えられます。これらの要素が複合的に作用し、平成初期の音楽シーンは、多様化と活気に満ちた時代へと進んでいきました。
渡辺美里さんって、すごい人気だったんだねー!
このように、日本のロックシーンは、常に進化し続けてきました。これからも、新たな音楽やアーティストが登場し、日本の音楽シーンをさらに発展させてくれることを期待しています。
💡 ハードロック黄金時代は、レッド・ツェペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスなどのバンドが台頭した時代です。
💡 平成元年のバンドブームは、70年代前半生まれの世代が中心となって起こり、音楽シーンに大きな影響を与えました。
💡 女性アーティストの台頭は、日本の音楽シーンに多様性をもたらし、新たな音楽文化を形成しました。