無人島の言葉、33年かけて記録した男!?方言をまとめた本とは!?
長崎県小値賀町藪路木島出身の古川初義さん。幼少期を島で過ごし、33年の歳月をかけ約1万3千語の方言を記録。故郷への愛情を胸に、島での生活や風情を綴った短歌20首も収録した方言集を出版。ふるさとの言葉と記憶を未来へ繋ぐ渾身の一冊。図書館や書店で、古川さんの想いに触れて。
💡 長崎県小値賀町の無人島で生まれた古川初義さんが、33年の歳月をかけて、故郷の方言をまとめた本を出版した。
💡 古川さんは、故郷の方言が忘れられていくことに危機感を覚え、記録することを決意した。
💡 出版された本には、約1万3千語の方言が収録されており、方言の意味や共通語との対応がわかりやすく説明されている。
それでは、古川初義さんの物語を、詳しく見ていきましょう。
古川初義さんの生い立ち
古川初義さんはどんな家庭環境で育ったのですか?
祖父母と多く時間を過ごした
古川さんの生い立ちから、方言への強い思いが伝わってきますね。
公開日:2018/12/10

✅ 長崎県小値賀町の無人島・藪路木島出身の古川初義さんが、33年かけて島の方言をまとめた本を出版した。
✅ 古川さんは、島を離れたことを後悔し、島の言葉が忘れられる不安から方言を記録し始めた。
✅ 出版された本には、約1万3千語の方言が五十音順に整理され、共通語との対応も記載されている。また、古川さんが詠んだオリジナルの短歌も収録されている。
さらに読む ⇒ノアドット株式会社出典/画像元: https://nordot.app/336885723154236513無人島で育った古川さんの、故郷への愛情が感じられます。
古川初義さんは、長崎県小値賀町藪路木島出身の80歳前後の男性です。
結婚や子供に関する情報は公開されていません。
古川さんの父親は幼少期に亡くなり、母親は家計を支えるために働いていたことから、古川さんは祖父母と多くの時間を過ごしました。
島って、都会と違って、時間の流れがゆっくりなんやろな。
故郷の方言への熱い思い
古川さんはどんな思いで方言を記録したのですか?
故郷への愛着から
島で育った古川さんが、方言を大切にする気持ち、よく分かります。

✅ 「のたまう」は、「言う」の尊敬語であり、上位者が下位者に告げ知らせる意味を持つ。
✅ 「のたまう」は、尊者に対してかしこまった会話で、自分が部下や身内に伝える際に用いる。
✅ 現代語では、尊敬語としてではなく、からかい半分で「もっともらしく言う」「大きな態度で言う」などの意味で使われることがある。
さらに読む ⇒辞典・百科事典の検索サービス辞書出典/画像元: https://www.weblio.jp/content/%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%86言葉には、その土地の歴史や文化が詰まっているんですね。
古川さんは幼少期を藪路木島で過ごし、祖父母から昔ながらの方言を多く学びました。
島を離れてからも、方言への強い思いを持ち続け、33年かけて約1万3千語の方言を記録しました。
その記録は、五十音順に方言とその意味を記載した本として出版されました。
時代とともに変化していく言葉の力強さを感じます。
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島への愛を歌に。古川さんの短歌集、故郷の風景が目に浮かぶ20首。図書館や書店で閲覧・購入可能。