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辻村深月ってどんな人?作家になるまでの道のりや家族、作品について紹介!ミステリー作家としての魅力とは!?

辻村深月ってどんな人?作家になるまでの道のりや家族、作品について紹介!ミステリー作家としての魅力とは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 辻村深月さんは、幼い頃から読書に親しみ、特に綾辻行人さんの作品に影響を受けた

💡 高校時代にはミステリ創作に傾倒し、多くの作家作品に触れながら自身の作家性を育んだ

💡 大学時代にはミステリ研究会に所属し、作家活動の基礎を築いた

それでは、辻村深月さんの作家としての歩みについて、詳しく見ていきましょう。

作家を志すまでの道のり

子どもの頃から本を読むことが大好きだったんですね。

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辻村 深月が語る仕事

✅ 辻村深月さんは、子どもの頃から学校に馴染めず、本の世界に逃避していた。その経験から、本が自分にとっての「鏡」であり、別の世界への扉であったと語る。

✅ 特に、綾辻行人さんの小説との出会いは大きく、作家が自分と同じ時代に生きていることを実感し、本の向こうには仲間がいると感じたという。

✅ この経験から、辻村さんは自分も本を書く仕事に就きたいと決意し、小学3年生から執筆活動を始め、現在では数々の賞を受賞した人気作家となっている。

さらに読む ⇒朝日新聞ひろば~朝日新聞の読み方をナビゲート朝日新聞ひろば~朝日新聞の読み方をナビゲート出典/画像元: https://info.asahi.com/shukatsu/asakyu/_--4_4.html

辻村さんのように、好きな作家さんの影響を受けることは、作家を目指す上でとても大切なことだと思います。

辻村深月さんは、1980年生まれの山梨県出身の小説家です。幼少期から藤子・F・不二雄作品やミステリー作品に親しみ、綾辻行人さんの『十角館の殺人』に感銘を受け、作家を志しました。高校は偏差値59の進学校である山梨学院大学附属高校の特進コースに通い、中学時代から好きだったSFも再び読み始め、神林長平さんの『戦闘妖精・雪風』や宮部みゆきの作品に熱中しました。高校時代は、中学時代に書いていたファンタジーから、教室を舞台にしたミステリへと興味が移り変わっていき、綾辻行人さんの影響でミステリに傾倒し、京極夏彦さんや森博嗣さんの作品を読み始めました。瀬名秀明さんの作品との出会いも大きく、特に瀬名さんが文系と理系について書いた新書を読んで、興味のあることを追求することが重要だと考えさせられたそうです。高校時代は勉強漬けの高校生活の中で、放課後に寄り道することもできない環境が、ミステリ創作のインスピレーションになったようです。大学受験の際には桐野夏生さんの『OUT』を読み、主人公の年齢や立場が自分と全く違うにも関わらず、ひりひりと身に迫る感覚に衝撃を受けたそうです。高校時代には綾辻行人さんにファンレターを送っていたことも明かしています。手紙を書く間隔が空いたことから、誤った思いがファンレターを書かせることに繋がったと説明しています。受験の時期には励ましの手紙をいただき、大学合格時には綾辻さん監修のゲームソフト『YAKATA』を贈られたそうです。大学時代は千葉大学教育学部に所属し、ミステリ研究会に所属していました。大学時代には高校時代に執筆を始めた『冷たい校舎の時は止まる』を再開し、友人の勧めもあり、完成させて小説家への道を本格的に歩み始めました。

えー、すごい!私も綾辻行人さんの作品大好きなんです!

ホンマやな、自分も子どもの頃は、本の世界に逃げ込むことが多かったわ。でも、辻村さんのように、それを仕事にできるのはホンマに羨ましいわ。

作家は、自身の経験や感性を作品に昇華させることで、読者に共感を呼ぶことができるのです。辻村さんの言葉は、まさにそれを体現しています。

結婚と家族

辻村深月さんのプライベートについても、少し触れていきましょう。

🔖 関連記事の要約!読書記録】結婚や婚活、夫婦をテーマにした小説。辻村深月「傲慢と善良」ほか

公開日:2024/01/09

読書記録】結婚や婚活、夫婦をテーマにした小説。辻村深月「傲慢と善良」ほか

✅ この記事は、結婚や婚活、夫婦をテーマにした小説5作品を紹介しています。

✅ 紹介されているのは、辻村深月「傲慢と善良」、桜井美奈「殺した夫が帰ってきました」、伊坂幸太郎「AX」、東野圭吾「秘密」、柚木麻子「夫のちんぽが入らない」の5作品です。

✅ それぞれの作品のあらすじ、魅力、うにさんの個人的な感想が詳しく書かれており、作品選びの参考になる情報が満載です。

さらに読む ⇒うにLab.うにLab.出典/画像元: https://unilab-blog.com/book-marriage/

結婚や家族の存在は、作家としての活動にも大きな影響を与えるものですね。

辻村深月さんは、千葉大学を卒業後、地元山梨でUターン就職し、学生時代からの友人と結婚しました。結婚後、2008年に専業作家になると決意し、会社を退職しました。辻村深月さんは、2008年頃に学生時代の友人と結婚し、息子さんと娘さんの2人のお子さんがいます。夫の年齢や職業は公表されていませんが、辻村深月さんの作家活動を理解していることから、出版関係の仕事をしている可能性もあります。辻村深月さんの息子さんは2011年生まれで、2023年で中学1年生になります。娘さんは2016年生まれで、2023年で小学2年生になります。お子さんたちの名前や顔画像は公表されていません。辻村深月さんの両親は、共働きで、父親は役所勤め、母親は保健師でした。辻村深月さんは、父親の影響で小説家になったと語っており、親子関係は良好だったようです。母親も若い頃、小説を書いていたというエピソードも明かされています。辻村深月さんは、結婚前は両親と3人家族で、結婚後は夫と2人の子供たちと4人家族になりました。現在も小説家として活躍を続け、2人の子供たちを育てています。

辻村さん、結婚されてて、お子さんもいるんですね!意外!

結婚してからも、作家活動を続けられるのはすごいなぁ。奥さんも理解があってよかったわ。

家庭と仕事の両立は、容易なことではありません。しかし、辻村さんはそれを成功させています。素晴らしいことです。

作家活動と家族の支え

続いては、辻村深月さんの作家活動と家族の支えについてお話しましょう。

🔖 関連記事の要約!辻村深月 × 薬丸岳 日本ミステリー文学大賞新人賞・新選考委員対談
辻村深月 × 薬丸岳 日本ミステリー文学大賞新人賞・新選考委員対談

✅ 辻村さんと薬丸さんの選考委員としての経験や、選考に対する考え方について語られています。

✅ 特に、辻村さんは自身の選考委員経験を振り返り、薬丸さんの司会ぶりに対する信頼感を語っています。

✅ また、薬丸さんは選考委員としての経験を通じて、奇抜さよりも切り口の新しさを重視するようになったこと、そして受賞作選びに慎重になっていることを明かしています。

さらに読む ⇒光文文化財団光文文化財団出典/画像元: https://kobun.or.jp/taidan202106/

家族の存在は、作家にとって大きな支えになるものですね。

辻村深月さんは、作家として活動する際に使用するペンネームであり、本名は非公開です。小学生の頃から綾辻行人さんの大ファンで、ファンレターを送ったり手紙やメールで連絡を取り合うほどでした。ペンネームの「辻」の字は、綾辻行人さんから頂いたものです。辻村さんは、大学卒業後は地元山梨でUターン就職し、学生時代からの友人と結婚しました。結婚後、2008年に専業作家になると決意し、会社を退職しました。現在は、長男と長女の2人のお子さんと共に暮らしています。子供たちの送り迎えの合間に執筆活動をしており、朝活で自分の時間を確保しています。辻村さんの母親は保健師、父親は役所に勤める公務員でした。母親は当初小説家になることに反対していましたが、最終的には作家としての活動を応援してくれるようになりました。父親は、辻村さんが執筆活動をする上でサポート役を務め、プリンターやインクの補充などを手伝ってくれました。また、辻村さんがメフィスト賞を受賞した際には、過去のメフィスト賞作品を全て買い集めてプレゼントしてくれたそうです。辻村さんは、ご両親からバランスの取れた愛情を受け、作家として活動を続けることができていると考えています。辻村さんの作品は、母親の保健師としての経験や父親との関係性など、ご自身の家庭環境が反映されている部分もあるかもしれません。

辻村さんのご両親、作家活動を応援してくれてるんですね。素敵!

ほんまやな、家族の理解がないと、作家なんてやってられへんわ。

家族の支えは、作家にとって不可欠なものです。辻村さんの作品は、その愛情が感じられます。

作家としての活動と作品

辻村深月さんの作家としての活動について、詳しく見ていきましょう。

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祝・直木賞受賞記念 12年前の「CREA」豪華座談会を特別公開! 辻村深月×道尾秀介×米澤穂信

✅ 米澤穂信、辻村深月、道尾秀介の3人の作家による座談会の内容をまとめた記事です。

✅ 3人の作家は、共通の知人である綾辻行人やミステリ雑誌を通じて出会い、親交を深めてきました。

✅ 作家としての活動やプライベートについて語り合い、年齢が近くデビュー時期も近いことから、自然と打ち解け合ってきた様子が伺えます。

さらに読む ⇒本の話 ~読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア~本の話 ~読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア~出典/画像元: https://books.bunshun.jp/articles/-/6925

作家同士の交流は、刺激的で、互いに高め合うものがあるのでしょうね。

辻村深月さんは、大学卒業後は山梨県町村会に勤務しながら執筆活動を続け、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビューしました。その後、『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』、『オーダーメイド殺人クラブ』と直木賞にノミネートされ、2012年に『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞しました。他の受賞歴には、吉川英治文学新人賞、本屋大賞、ブクログ大賞などがあります。代表作には、『ツナグ』、『凍りのくじら』、『ぼくのメジャースプーン』、『名前探しの放課後』、『かがみの孤城』、『傲慢と善良』などがあり、『ツナグ』、『太陽の坐る場所』、『ドラえもんのび太の月面探査記』、『朝が来る』など多くの作品が映画化されています。辻村深月さんの作品は、ミステリーから始まり、その後は人情味あふれるヒューマンドラマへと変化し、その作風は多くの読者に支持されています。辻村深月さんの作品は、読者を引き込むミステリー要素と、複雑な人間関係や心の機微を描いた繊細な描写が特徴です。代表作には、『冷たい校舎の時は止まる』『ツナグ』『ぼくは明日、昨日の君とデートする』などがあります。これらの作品は、映画化やドラマ化もされており、幅広い世代から支持されています。

辻村さん、メフィスト賞も直木賞も受賞してるんだ!すごい!

辻村さんの作品は、ミステリーだけやのうて、ヒューマンドラマもええよな。

辻村深月さんの作品は、ミステリーとヒューマンドラマの融合が見事であり、多くの人々に愛されています。

作家としての挑戦と成長

辻村深月さんの作品の中でも特に人気の高い『かがみの孤城』について掘り下げてみましょう。

🔖 関連記事の要約!中学生におすすめの本】『かがみの孤城』辻村深月【小説】
中学生におすすめの本】『かがみの孤城』辻村深月【小説】

✅ 「かがみの孤城」は、不登校の中学生7人が不思議な城で過ごす1年間を描いた物語で、それぞれの抱える悩みや苦しみ、そして成長が丁寧に描かれている。

✅ 物語を通して、自分自身の感情と向き合い、他者とのつながりや心の大切さを学ぶことができる。

✅ 中学生だけでなく、大人にも共感できる普遍的なテーマが描かれており、アニメ映画化もされた人気作品である。

さらに読む ⇒セカンドフロアブックスセカンドフロアブックス出典/画像元: https://mikan-ehon.com/97845911533212-2/

不登校の子どもたちの心の葛藤や成長を描いた作品ですね。

辻村深月さんは、千葉大学ミス研の活動を通してミステリや映画の世界に深く浸かり、自身の創作への道を模索しました。大学時代には、高校時代に執筆を始めた『冷たい校舎の時は止まる』を再開し、友人の勧めもあり、完成させて小説家への道を本格的に歩み始めました。その後、就職し、地元に戻ってからも書き続け、メフィスト賞への応募を決意します。しかし、賞の重みに怯え、半年間かけて作品を精査し、ついに応募。結果は、憧れの作家である綾辻行人氏からの連絡で知らされるという、運命的な展開を迎えます。綾辻氏からの励ましの言葉を受け、辻村さんは作家としての道を歩み続ける決意を固めました。辻村深月さんの『かがみの孤城』は、ブクログ大賞小説部門を受賞し、本屋大賞を含め8冠を獲得しました。インタビューでは、作品制作の裏側や作者の思いが語られています。『かがみの孤城』は、連載開始当初はラストが決まっておらず、ミステリーにするかどうかも決めていない状態だったそうです。当初は「不登校」という選択をした子供たちの居場所となる城の話というシンプルな発想からスタートしたとのこと。作者は、学校に行かないという選択をした子供たちのその後について、大人たちは「学校に戻すこと」を目標に動いてしまう現状に疑問を感じていたそうです。そこで、学校に行かない選択をした子供たち同士を会わせることで、新たな可能性や居場所を見つけることができるのではないかと考えたとのこと。インタビューでは、『かがみの孤城』が完成するまでの経緯、影響を受けた作品、マンガ、アニメ、ゲームへの思いなどが語られています。また、学校に対する考え方や、劇場版ドラえもん脚本執筆時の想いなども語られています。このインタビューは、ブクログ大賞を受賞した『かがみの孤城』の魅力をより深く理解するのに役立つ内容となっています。

私も『かがみの孤城』読んだ!映画も見たけど、感動した!

不登校の子どもの話やけど、大人でも考えさせられることがたくさんあったわ。

『かがみの孤城』は、現代社会における教育や心の問題を鋭くえぐり出し、読者に深く考えさせる作品です。

本日は、辻村深月さんの作家としての歩みについて詳しくご紹介しました。

🚩 結論!

💡 辻村深月さんは、綾辻行人さんの作品に影響を受け、作家を志した

💡 家族の支えもあり、数々の賞を受賞する人気作家となった

💡 『かがみの孤城』など、多くの作品が映画化され、幅広い世代に愛されている